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二十四節気ヨガ 「夏至 及東枯」

2020.6.21

6月21日は夏至
昼間が一番長く夜が短くなり陽の要素が高まります。
七十二候では「及東枯」夏枯草が枯れる時期、です。
しかし実際には枯れる時期ではなく満開の状態。
二十四節気や七十二候は古代中国で生まれたもので日本に伝わってきたときに日本の気候に合わせた内容のものになりました。
しかし現代の気候とも合わない部分もありますね。

この夏枯草「かごそう」は生薬として
膀胱炎、腎臓炎などの利尿薬、口内炎や扁桃炎のうがい薬、
などに使われるそうです。
庭や道端でよく見かけるウツボグサのことで
花の形から、武士が弓矢を入れて背中に背負った道具、靫(うつぼ)に由来するそうです。
生薬として使う場合、完全に枯れてしまう時期ではなく、満開から枯れ始めた時期のものを用いるそうなので、ちょっと早めにタイミングを逃さぬよう暦の中に入れたのかもしれません。


夏至の頃何を食べるのか、諸説ありますね。
私はタコを食べる、と聞いて育ちました。
田植えが終わったこの頃、稲の根がタコの足のように地に張ることを祈願して食べるようになったそうです。
最近では「夏至カレー」というのもよく聞かれますね。
国民食とも言えるバランスの整ったカレーを食べて、暑さと鬱陶しさを乗り切りたいですね。
今日のカレーはムング豆のココナッツミルクカレーに夏野菜の素焼きをトッピングです。

今日のヨガポーズは

「上向きの礼拝」ウルドゥヴァハスターサナ

手の向きを小指側が前に来るようにして挙げて
心小腸経を伸ばします。
手の少陰心経の心は「君主の官」と呼ばれ全身に血液を循環させる心臓の働きとともに全ての精神生命活動を統率しています。
また手の太陽小腸経は「受盛の官」と呼ばれ胃で消化された食物を受理し、精気と不要物を分ける働きをしています。
脇の下の少陰心経「極泉」というツボにも刺激を加えましょう。
心は心臓や大動脈に関係するとともに精神や意識の活動を蔵するとされています。極泉の泉は腋窩動脈の拍動部で心臓から泉のように湧き出る気血に例えたもので五臓六腑を統括する頂点から極と名付けられたそうです。腋窩動脈と腋窩リンパもあり刺激することにより気血水全ての流れを促します。
また体を反らすことによって
脾胃経も伸ばすことができます。

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