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病院の一角

こんばんわ。 
今日は私の勤めている病院の唯一の憩いの場の
重要性について考えてみたいと思います。

入院した人のサーカディアンリズムは崩れやすい

こんなことを聞いたことはないでしょうか。

午前中の日光を浴びると
覚醒が良くなる。
これはホルモンの影響と言われていますが、
こと病院においては、
午前中の散歩ほど、看護師の手が足りない。

引き継ぎやケアに追われ、瞬く間に昼が過ぎ
散歩をできる人での確保は難渋を極めます。

わたしの勤めている病院は、駅が近くにありますが、敷地内に散歩をして楽しめる外観などなく、
外に出ても風を浴びたり、日にあたる程度で
目を楽しませてくれる…というような
眺めはなく、ただ道沿いに通り過ぎる人を眺めるか、車を眺める…
そんな場所しかありませんでした。

敷地の整理で、最近少しのスペースに
車椅子の方でも楽しめる目の高さに花壇があるちょっとした広場ができたのですが、
この場所ができてから、認知症のケアのために
患者さんとよく訪れることが増えました。

この場所で花を見たり、日にあたる患者さんを
目の当たりにして感じたこと。

やはり気分転換は大事だということ。

☆拒食のある方が、散歩の後にご飯を食べるようになる
☆易怒性の高い方が、花を触って喜ぶ
☆活動の低下した人が毎日外に出たがる

など、少しの変化を感じられるようになりました。

入院期間の長い方ほど、花を眺めた時の反応には
大きな変化があり、
たった数10分でも、ベッドから離れて外に出る
ことの重要性を感じます。

花を見て四季を感じ
気温の違いを感じ、過ぎた時を知る…
家を思い出し、自分の庭や、家を連想する。

このような時間を作ることは、
入院している人にとって、前向きな気持ちへとつながるのだと感じています。

近くの大学生のボランティアの方が
花植えを定期的にしてくださり、地域とのつながりとなっていることも、重要な点だといえます。

今度は、花植えを患者さんのレクリエーションも含め、一緒にできることになり、とても楽しみです!

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