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捨てる神ではなく拾う神だった


自宅で大切な書面を作成し、
それをコンビニで印刷した。
雪が舞う中、書面が濡れない様
最大限に配慮して
駐車場に停めた車に戻る途中…

「ポタッ💧」



『アアアアアアアアアアアア!!!!!!!😱』

よりによって、コンビニの庇の
あり得ないど真ん中から
その下を歩いてる僕が
かなり庇い気味に持っていた
書面の一番真ん中の大切な箇所に
一滴の雫が落ちた。

庇を見上げたけど、他の箇所からも、
同じ箇所からも雫の滴りは見えない。
たまたまだったのか…?
このタイミングで、
ここに落ちるってあるか??


舞う雪を避けつつ車に入って書面を凝視する。

『あちゃ〜…』


大切な部分がふやけて、
書面全体の重みが飛んでいる。
どうしようか。

まぁこのまま利用しても
不味くはないかも知れないし、
お相手も気づかないくらいのシワだろう…。


でも、何となく気がひける。

A. このまま相手に送る
B. もう一度印刷し直す
C. 雪見だいふくを買う

車中で暫く迷う。外は寒波の中の吹雪…。



A. このまま相手に送る
→B. もう一度印刷し直す
C. 雪見だいふくを買う

これしかないな。
雪が舞う中、凛と車のドアを開けて
再びコンビニへ。

そこで先ほどのプリンターを見て驚いた!
僕は先ほどの印刷の後に
「終了」ボタンを押し忘れて
印刷物のプレビューが誰でも見られる
状態のままプリンターがスタンバイ
しっ放しだったのだ!!!


もし「まぁこれで良いや」と帰宅してたら、
誰かに見られたり、故意に印刷された
かもしれない…。

あの時のあり得ない「ポタッ💧」は
もしや……。


そう、妨害ではなく福音だったのだ。
なんということだろう。

人生、何が不幸で何が幸福か。
取り敢えず、私はツイている✨
ツイていると思えばそうなる。

かすかなシグナルを見逃さない。
妥協せずより良い状態のために動く。
何事もラッキーと受け止める。


神様は本当に粋なことで、示唆を与えて下さるのだ。

再印刷をしてコンビニを出ると、吹雪は止んで、
青空が見えていた。

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