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Seestar S50で検索できるカタログ

スマート望遠鏡Seestar S50用のアプリには星図がついています。
星図の右上から検索ページに入りますが、検索窓から天体カタログを出すことができます。
アルファベットでC、I、L、M、N、Sが該当し、普通は見栄えがいい天体だけが登録されやすいのに全リストの緯度経度が登録してあります。
見えるかどうかは不明なのですが異常な物量は萌えます。

C

Caldwell Catalogue(カルドウェルカタログ)
メシエカタログに著名天体が欠けているのを20世紀に英国天文学協会のパトリック・コールドウェル・ムーアが補遺し編纂した1995年発表の星団、星雲、銀河カタログ
109個が選ばれているが、単にメシエの拡張だという批判もある。

I

Index Catalogue(インデックスカタログ)
後述のNGCカタログの補遺カタログでICと略される。
1895年と1908年にデンマーク出身のジョン・ルイス・エミール・ドライヤーが5,386個を編纂した。

L

Lynds Catalog of Dark Nebulae(リンズカタログ)
暗黒星雲のカタログでLDNと略される。
1962年にLyndsがパロマ天文台の写真から1802個を選んだ。

M

Catalogue de Messier(メシエカタログ)
フランスのCharles Messierが1784年までに103個、後に複数の研究家が1966年にかけて110番まで増やした。
元々は彗星探索のためのブラックリストなのでヒヤデス星団のように明らかに彗星でない天体は目立つものでも入っていないし、観測地の都合で南緯34度より南の天体は網羅されない。

N

New General Catalogue(ニュージェネラルカタログ)
1888年にドライヤーがハーシェルの星雲・星団・銀河のカタログを追補したものでNGCと略される。
全天を網羅して7,840個が登録してある。

S

Sharpless Catalogue(シャープレスカタログ)
HII領域(輝線星雲)のカタログの第2版でSh2と略される。
アメリカのStewart Sharplessが1959年に313個をまとめたもので、南緯27度より南の天体は収録されていない。

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