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〈ライアーのおてくにっく〉手首をクルリン、鎖骨までつながる

首は、
たくさん大切な神経とか
血管とか集まっていて、
それを流すためのポンプ役にもなっている。

ポンプということは、
動かすという役割ができないと意味がない。

軸を中心に360度回す。

ライアーを弾く時の首は、
手の首のことで、軸は腕になるということだ。


17世紀のベルサイユ宮殿の
フランスバロックダンスは、
この手首まわしが中心となる。 

そしてヒジまわしもおこなう。

そう、まるで交通整理のおまわりさん。
ヒジ回しながら手首を回す。

今年のアンサンブル部では、
ベルサイユ時代の手の動きを
バロック音楽に合わせて歩く練習をしている。

手首回してヒジ回すだけで、
なかなかどうして、
突然歩けなくなる人続出。

左右順番に足が出ず、
左左右。。あの。。
あなた、ちょっと。。

普段どれだけ意識して生活していないか、
分かる瞬間だ。

自分の身体への関心が薄く、
それなのに身体を使って
楽器を弾こうとしているのだ。

まあそういうのもお愛嬌で、
少しずつ手首が柔らかくなって
きれいにクルリンパッ!と
360度まわせると楽器の音色が変わる。

手首を動かすにはヒジの動きも重要で、
このヒジもクルリンパッ!と
360度回転するといい。

手首とヒジのクルリンパッは、
実は肩に影響する。

そして肩は鎖骨に繋がっている。


結局、鎖骨から腕が伸びてるということだ。

肩甲骨の話しはよく聞くし大切だけど、

私は演奏には、
鎖骨の使い方が1番大切だと考えている。

声楽の先生には、
足でも腕でも大丈夫だけど、
鎖骨だけは骨折するなと言われていた。

呼吸がしっかりできなくなるらしい。

四つん這いで生活する
イヌもネコには鎖骨がない。
だから抱き上げると
腕がダランと下がってくる。

イヌもネコもなで肩だよ。

あら、失礼。
ちょっとはしたないけど、
この写真から分かる。
鎖骨がニャい。

それでは手首がかたいとかかたくないとか、
どうやって知る?

それはまず、日本式のバイバイやると分かる。

ゆっくり左右に動かすのがコツ。
ギクシャクパッパッ!と動かさないで、
あくまでもやわらかく動かすと
少しずつやわらかくなってくる。

鎖骨まで意識を向けていくと
格別にやわらかくなって
音色までが変わる。

是非やってみてみて。

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