挫折禁止

今朝、約1ヶ月半ぶりに「えっ。」と驚くニュースを知った。

私が尊敬してやまない伊勢谷友介氏についてのニュースだ。

ロサンゼルス在住歴10年超え、住んでるアパートから徒歩圏内に2軒マリファナショップ(大麻の売店)がある私は、はっきり言って彼が大麻を吸っていようが何しようが偏見の目で彼をみることはない。

合法化された地域に住む側の人間からすれば、大麻は「タバコと一緒。」という意見だ。

なんなら副流煙を吸う側の人間からすれば、タバコの煙で咳き込まされるよりは、大麻のハーブ的匂いを漂わせられる方が咳き込まずに済むのでまだましだ。

でもそれは2020年時点の日本では通用しない話なので、「アメリカがいい!」「カナダがいい!」「日本は遅れてる!」というどっちの国がいいでShow的議論はするつもりはない。

私は2012年にTwitterを始めた。

最初にフォローしたのが伊勢谷友介氏だ。(その次は田村淳氏だ。)

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理由はただ一つ。伊勢谷友介氏の「誕生日ツイート」を読むためだった。

その頃伊勢谷氏は毎日文字数ギリギリで末尾を「お誕生日おめでとう」で締めるツイートをされていた。(その頃はすでに数年前のものが再利用されていたのかもしれない。あんまり覚えていない。)

消費過多のライフスタイルからどうシフトしていくとか、廃棄されてしまうものを再利用してゴミを減らすとか、これから生きていく子供たちの明るい未来のために今どう私たちが変化していって、地球のことを考えて行動していくのか等、それまで目先のことだけを見て適当に生きてきた私の視界をパノラマモードにしてくれるようなことを140文字で毎日語られていた。

お肌だけじゃなく人生の曲がり角を曲がってしまった年齢にもなって誕生日はあまりおめでたくもないけれど、彼が欠かさず行っていたお誕生日おめでとうツイートは、自分の誕生日のものはやっぱりなんだか特別な気分になった。(「出来ないことは誰かがやる。人類は1人じゃない。」ってところがめちゃくちゃ気に入っている。)

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彼の座右の銘が「挫折禁止」だ。その頃の私は、その言葉にいつも背中を押してもらっていた。

そして彼の立ち上げた会社、リバースプロジェクトのコンセプトなんて最高にカッコいい。(詳しくは会社のウェブサイトをご参照ください。)

廃棄される車のエアバッグの生地で作ったバックパックなんて超絶デザイン性高かった。

とにかく伊勢谷友介氏は頭の中の思考も、その手から生み出される作品も、言動も行動も超絶カッコいいのだ。(演技は見たことがないので、意見は無い。)

ワイドショーが、大麻を他のハード系ドラッグと同じレベルで「ダメ、絶対」とか言いながら放送しているのは知っている。

きっとまた、ドラマが映画の出演作ががなんだこうだああだこうだ、被害額がなんだこうだああだこうだと話しているのだろう。

だけど、リバースプロジェクトや現在彼が力を入れている学びの場の提供のことなどを、芸能人コメンテーターの薄っぺらい意見で台無しにされるのだけはイヤだ。この事態が好転して、彼が力を入れている未来への取り組みに皆の目が向くのならべつだけどさ…

「大麻を吸うように誰かを洗脳」だとか彼の「闇」だとかいう見出しが目に入る。おどろおどろしい暗いタイトルをつけたいのだろうけど、大麻を吸う人は基本ハッピー人間だし、洗脳する人なんて誰もいないし、むしろみんなでシェアの精神だ。

今日一日仕事の合間に「伊勢谷氏大丈夫かなぁ…」と私が心配しても仕方ないのだけれど、気になっていた。

そんな中、一通のライン。

古い友達。半年ぶりぐらいに連絡をよこした。

「元気?(スマイル絵文字)昨日さ、あんたの家のすぐそばにある、weed shop行ってきたのよ!笑 いや〜あのショップいいわ!(スマイル絵文字)列に並んでる時に、あんたこの近くに住んでたなぁ〜っと思って、あんたのこと考えてた!あそこ、いいweedいっぱい売ってたよ!あははは(爆笑絵文字)あんた、たまには遊んでね〜(目がハート絵文字)」(注*weed =大麻・マリファナの意味)

このユルさ!!

なんだか拍子抜け〜〜。

「挫折禁止」が座右の銘の、私の尊敬する伊勢谷氏のことだ。

私の心配なんぞ無用だ!






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