「ライセンス」と「Aリーグ」

これまで選手ポイントやライセンスをあまり意識していなかった私だが、最近ではB級ライセンス取得を目指している。そのためしばらくはスプリントカップなどにも積極的に参加する予定だ。
きっかけはB2リーグ昇級。「上」がうっっっっっすらと見えてきたからだ。「上」すなわち最上位リーグのAリーグ。

RMU特有のライセンス制度。他団体の選手を含めRMU以外の方にはわかりづらいところがあるかもしれない。RMUに入会したアスリート会員は実績に基づく選手ポイントが規定を超えるとB級ライセンスが発効され、さらにポイントを重ねるとランクが上がり、現在ではA,S,SS,SSS級まで存在する。
(ポイント達成で即発効ではなく、審議が有るのだがそこは割愛)
選手ポイントのシステムは後ほど説明するが、ざっくり言うとタイトル戦等の成績により付与される。大会のグレードが高いほどポイントも高く、テニスの世界ランキングのシステムに近いかもしれない。ただテニスと違うのは直近1年だけでなく生涯積み重ねるというところ。

RMUの放送対局をよくご覧になって頂いている方はお気づきかもしれないが選手紹介の際、ライセンス者は「○級ライセンス○○プロ」と呼ばれ、ライセンスの無い選手は「アスリート○○選手」と呼ばれている。RMUでは入会だけでなくライセンスを取得して初めてプロとなる。

ただこれは個人的な考え、というかスタンスだが、ライセンスは目的ではなく手段。ライセンス取得のメリットは?
と言われると一言では難しいが、
Aリーグに入れるのは「ライセンスプロ」のみ

画像:楢原和人 現令昭位
https://rmu.jp/title/reisyouisen/a_league

ライセンスはAリーグ入りの必須条件である。ちなみに2022後期B1リーグ出場選手は全員ライセンス持ち。B2リーグは半分以上ライセンス持ち。

実は今年(2022年度)〜来年(2023年度)にかけて選手ポイント、ライセンスおよびAリーグ入りの規定に変更点があるのだが、私は変更後のシステムでAリーグ入りを目指していく事になるのでそちらを中心に書く。

Aリーグ入り条件

2023年度以降
・B1リーグでの順位
(S級3位以上、A級2位以上、B級1位)
・S級ライセンス取得
※S級取得の時点でAリーグ入りなので、B1リーグで3位以上というのはAリーグから降級したS級選手の返り咲き条件。現在は該当者無し。

ちなみに現行では
・B1リーグで優勝したA級ライセンス
・クライマックスリーグで優勝したB級ライセンス
・S級ライセンス取得
※クライマックスリーグ:B1リーグ上位とAリーグ上位のみ出場出来る2日間のリーグ。2022年で終了。

S級ライセンスを取得すれば所属リーグ関係なくAリーグ入り出来る。リーグ戦勝ち上がらなくてもS級取得しちゃえば良いんじゃないの?と思うかもしれないが、S級取得はかなり厳しい道のり。
B1リーグやクライマックスリーグからの勝ち上がりもかなりハードだが、少なくとも今の自分にとってはB級ライセンスを取得してのB1リーグ優勝が最短に思える。S級取得によりAリーグ入りした選手もいるが、その選手達は一般的な昇降級システムであれはAリーグに昇級していてもおかしくない成績を過去のB1リーグで何度も収めているし、それ以外の様々な対局での実績がある。

生涯ポイントが累積されるのであればたくさん試合に出て、長年やってれば自然とポイント積めるのでは?というのも半分正解で半分間違い。たくさん試合は出た方が良いし、長年蓄積した方が良い事はたしかだが、年度末にポイントの一部がマイナスとなる(2022年度以降は-5%)

ライセンス発効と降格ポイントについて

□2022年度(現行のまま)
ライセンス発効
B 8000
A 16000
S 24000
SS 36000
SSS 56000

□2023/4/1より改定
・ライセンス発効
B 8000
A 18000
S 30000
SS 46000
SSS 68000
・ライセンス降格
B 6000(B⇒なし)
A 13000(A⇒B)
S 24000(S⇒A)
SS 38000(SS⇒S)※1
SSS 57000(SSS⇒SS)※1
※1…SS,SSS者がB1リーグに降級すると、S級に降格とする

ポイント獲得手段
・タイトル戦(団体内外問わず)
・リーグ戦での成績(順位)
・年間総得失点(成績管理されている全ての得失点が加算もしくは減算。リーグ戦はさらに×2なので実質3倍)
・タイトル戦の中でも「RMUグランプリ」を優勝したライセンス非所持選手にはライセンス発効
・その他(年間アワード獲得など)

現状と今後

秋山は今何ポイント持ってて、あと何ポイントでライセンス取得なの?という事だが、
5741PでB級取得の8000Pまでは残2259P(2022/9月末時点)。

https://rmu.jp/point/point_ranking_2022.htm
https://rmu.jp/point/point_ranking_2022.htm

入会約3年半で6000P弱持っているのであれば8000Pはもう少しに見えるかもしれないが、実は初期値が3000P(入会前にアマチュアとしての戦績があれば加味されるが、私は無し)。今年は成績が良く1200Pほど稼いでいるが、4月時点ではまだまだ遠かった。
ちなみにこれまで私はリーグ戦休場も無く、主要なタイトル戦は団体内外問わず可能な限り参加してきた。リーグ戦は地道に昇級してきたが、タイトル戦は全く振るわず、予選通過の際に都度100Pくらいを獲得するくらい。私の実力不足もあるが、そもそもG1タイトルで優勝しても2000Pなのでそう簡単に稼げるものでもない。

https://rmu.jp/pointlist
https://rmu.jp/pointlist
https://rmu.jp/pointlist
https://rmu.jp/pointlist

S級取得よりもまだB1リーグ優勝の方が近道というのが分かりいただけるであろう。

ここに10月の飛翔位戦ベスト8の400P、
今期B1昇級だと仮定するとB2リーグで4位以内なので400〜800P、
4位以内で昇級には少なくとも+100くらいの得点があると思うので×3で約300P。もしもB1に昇級出来た時は、7000Pくらいで今年度を終え、-5%(350P)されて6650Pくらいで来年度を迎える事になる。
B1リーグ優勝した時点でライセンスを持っていないといけないので、優勝時に獲得する1000Pや得失点分のプラスは見込めない。

もちろんこれから冬にかけての他団体G1タイトルで好成績を残せるかもしれないし、B2リーグを+300くらいで首位昇級すればそれだけで今年度のライセンス取得もあり得る。そもそも今期B1に昇級出来なければ焦って取得する必要もないが、万が一「B1リーグ優勝したのにAリーグ入り出来ない」という事にならない様、ライセンス取得を見据えて対局を組む予定である。とはいえ主要なタイトル戦は既に可能な限り出ているので、具体的にはスプリントカップへの出場を組み込んでいく。スプリントはワンデーでポイント獲得の可能性があり得る。

今回noteを書くことで自分自身のAリーグ入り条件を整理する事ができ、ますます競技に力を入れていく所存だが、なにはともあれリーグ戦の昇級!来年からB1、B2ともに通年となるためチャンスは年1回。なんとしても今期昇級を決めるぞ!!

2022年11月4日 RMU 秋山ともひさ

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