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#6.「ブライダルフォトグラファーは、当日撮影したら終わり?」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

ブライダルフォトグラファーのお仕事って、「結婚式の撮影したら終わりなの?」ってとこ、正直よくわからないですよね?

これも会場によって多少の違いはあるけど、私の知るところの多くは「撮影だけ」では終わらないんですよね。
じゃあ何をやっているのかというと、膨大に撮影したデータの、果てしなく長いセレクト&補正作業が待っているのです…。

#3の「無双のデジタル世代との遭遇」でも軽くふれましたが、デジタルになってからというもの、フォトグラファーにもよりますが、1件の結婚式の撮影で、およそ 1,500 枚 ~ 4,000 枚ぐらい(2台のカメラの合計)の枚数かなと思います。

因みに僕は多くても 2,000 枚くらいかな。
4,000 枚なんて撮った日には、全部「見るだけ」でも一苦労です…。

セレクト&補正作業のツールはいくつかあるけど、Adobeのライトルームってソフト(アプリ)を、使う人が比較的多いですかね。
ここからのやり方は、人によっていろいろですけど僕の場合は

  1. 全カットを見て、ご納品カットのセレクト

  2. セレクトしたカットの色や明るさの補正作業

  3. もう一度、最初から全カットみて、2台のカメラの補正ズレがないか、微調整作業

  4. セレクト&補正が済んだ全カットを、大きくプレビューしてもう一度最初から最終確認

一度にやるとなかなかのやる気と根気が必要なので、合間に違う仕事を挟んで、気分転換を挟みながら数日かけて仕上げていきます。
経験上、ここまでしないと僕の場合は、なんらかのミスをしてしまいそうなので(笑)。

僕の知るところ、お仕事を頂いた会社さんへ納品の多くは、1週間~10日の間が多いので、土・日撮影した2件分のデータを仕上げるため、今日も腰の痛みにも耐えながら、長時間PCと向き合うのです…。

東京駅ロケーション定番の和田蔵門

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