体型と摂食障害
サムネイル:黒崎三眼
私は体型変化が激しい。
4年の被写体活動で、体重は増えたり減ったりを繰り返していて、仕事が忙しい今、結構やつれているらしい。
ここで重要なのは「私が気付いていない」ということ。
体重という数字を見ても、実感がなく、人に言われてもそう思わない。
これは、私が1度深く摂食障害に触れたからだと思う。
きっかけは失恋だった。
振られて、1ヶ月で5キロ落ちた。
その時、私は自分の骨張った体をみて「綺麗だ」と思った。
ここからもう認識障害が始まった。
私の最低体重は43キロ(身長154cm)
この時は何も出来なかった。
歩けない、食べられない、気力もない、能動的な事はほとんど出来なかった。
それでも自分が美しいと思い込んでいた。
浮き出た肋骨、筋張った腕、肉感のない太もも、ぺったんこのお腹。
どれもこれもに満足していた。
そういう極端なものが写真に好まれるのも知っていた。
だから自分はこのままでいいと思った。
そうすると、拒食が始まる。
(あんまり書くと怒られそうだけども)下剤の乱用、過食後の嘔吐、過度な食事への罪悪感なんかに付きまとわれた。
心から拒絶し始めたのだ。
フラフラになって、仕事前に一気にご飯を食べて、吐いて出勤する、という狂った行動をしていた。
ある友人にスープを勧められた
まぁ、多少の話の食い違いはあれど、鍋を買ってもらった。
スープならたべられるでしょう??と。
1回目は大成功だった。
スープと言うより流動食だったのはさておき、栄養のあるものを自分で作って食べられたのだ。
で、この記事を書いてる当日。
ウィンナーを出汁をとるのにまるまる入れると、あら不思議。拒食反応が。
前回のスープの具はなんだったか、肉っけなにか入れたっけ?昨日までは普通に食べてたのにな?
など、様々な疑問が浮かぶ。
人と一緒ならカロリーをとれるけど、1人だと難しくなくなったのだとおもう。
体型を理由に被写体をしない
太っていたとしても、痩せこけていたとしても、撮られる機会は逃さなかった。
今の私を切り取る人、今の私に興味のある人。
それに付随するメンタルの揺らぎ。
現像された写真をみてショックを受けたことだってある。
それでもやめられなかった。
辞めたくなかった。
今の私を残せるのは、今しかない。
情緒的、且つ感情的な内容ではありますが、ここまで読んでくれた方がいましたら嬉しいです。
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