第253回: 連ツイでふりかえるJaSST '23 Kyushu
≡ はじめに
「JaSST '23 Kyushu参加レポート」がたくさんアップされていて、とてもうれしいです。
これは、当会に登壇された学生さんの「開発系のイベントだと当日参加レポートが続々と上がるのにQA系のイベントって静かじゃないですか」に触発されて、『QAだって負けないもん』とみんなの心に火が付いたのだと思います。
私も、その一人ではあるのですが、当日は夜中に仕事という名の会食会があったし、翌日は小倉までドライブで帰りの機内では寝ていたし、、、生来のめんどうくさがりなので、ま、書かなくてもいいかーって思っていたのですが、良い方法を思いついたので書いてみようという気になりました。それは、
という方法です。なんとも手抜きではあるのですが、そもそも、ツイートは聴きながらのリアルタイム性重視のまとめなので補足したいような気もしますし。
なお、キャッチイメージは会食会で食べた「ごまサバ」です。地味な写真だけど、超おいしかったので。
以下、時系列になります。Twitterとの連携機能がいつまでもつかわからないのでスクショ形式です。(重いページになっていたらすみません)
≡ オープニングセッション
前畑さんは、ずっと昔からJaSST関西の実行委員を務めていたのですが、今は、JaSST九州の実行委員です。今回は司会をされていました。
今回、休憩時間に少しお話しすることができて私とあまりかわらない年齢(四捨五入したら同じ)と知りました。もっとお若い方と思っていたのですが。京都の観光ガイド資格をお持ちだったと思います。
そんな話はともかく、安定の司会っぷりで、安心して聴いていられます。
オープニングでは実行委員長のご挨拶がありました。JaSST参加申し込み時のアンケート集計をもとにこちらも聴きやすい声で素晴らしいなと思いました。
コロナ禍でイベントもオンラインのものが多い中、今回はオンサイトとハイブリッド構成でした。この時点ではちらほら空席もあったのですが、最終的には満席になっていたので40名超えではないかと思います。実行委員のみなさんを含めたら50人前後でしょうか。
うれしかばい。(←偽の博多弁)
≡ 基調講演(福田 里奈 氏)
こちらは最初のワークで「自分が思う”すごいQA”を書き出してみよう」というものでした。当日のプログラムの下記に対応した個所と思います。
今回、学生さんも参加されているということで、QAという職種の人がどのような仕事をしているかのイメージを持ってもらおうという試みかもしれません。でも、QAやテスト担当者として日々働いている人でも、自分の仕事や将来の自分のイメージが持てずにいる人は多いような気がしますので、全員に刺さるワークだったと思います。
ということで、最初のワークとしてとても良いなと思いました。
次のワークは、JaSST '23 Kyushuに参加するまで、何度もアクセスしたであろうJaSSTのウェブサイトの感想を書くワークでした。
「QAでテストするときには、みなさんが「良いと思う点」を評価できるといいよね。また「良くない点」を見つけて直すための情報を提供できるといいよね。」、「でも、まってまって、QAって参加者だけを満足させればいいんだっけ?」
ということで、「参加者以外の「経営者」、「開発者」、「デザイナー」、「テスター」の立場の人の願いも叶えたいよね」と話を展開されました。自然な流れの中で、リナさんが考えるQAの仕事をスムーズに伝えていました。
これは、会場の最後列にいた私が悪いだけの話です。あと何をしたらよいのか、どこまでの答えを期待しているのかちょっとわからなかったっていうのもあります。
どうやらデシジョンテーブルとかの前に、仕様の各項目について「何をテストすべきか」考えようというワークだったようです。
こちらですが、いいねが10個もついているように、みんな大事な話って思ったようです。
この辺は、軽く流す感じで紹介レベルだったかな。
これ、QAエンジニアは誰でも1度は悩むことだと思います。テスターのスキルってなんだろう?って。
「テスターのスキル」の答えの一つを教えてくれました。何かをテストするときには、いったん利用者になったつもりで、つまりは、利用者視点で「価値」や「起こってほしくないこと」に意識を上げてからテストをするといいよって。
≡ スポンサーセッション
スポンサー様になんてことを!
でも、YouTubeで動画を見ている最中に割り込んできた広告っぽいのが多かったんですよー。
サイボウズさん、オープンで情報公開してくださるのありがたい。
こちらは、MIXIのアリスさん(ASTER講師)だったかな。
雑談が超苦手な私だけど、雑談が大切なのはわかります。(若いころは煙草吸わないのに喫煙ルームに行ってジュース飲んでお話ししていたし……。)
≡ 招待講演(末村 拓也 氏)
ピンとこない人は本人のツイートをどうぞ。
赤ちゃんとばかり思っていたら、信秀が存命なころの若き日の信長でしょう? この角度だと分かりにくいけど、私の席からは、ちょんまげに見えたし。
この2つはセットなのですが、テスト期間もあと1日というときにねじ込まれた仕様追加のテスト、、、悩みますよね。影響範囲をどこまで確認しようか、そんなこと考えている間に1秒でも長く触っていたいって。
この辺は、テスト自動化エンジニア(テストオートメーター)なら、わかりみの深い話です。非常に参考になったのではと思います。
一つ前とは対照的にこちらは、全エンジニアにこの招待講演から持ち帰ってほしいなと思ったことです。
「問題」とは理想とのギャップのことです。「問題だらけだ」と嘆くのはすえむらさんも一緒だと思うのですが、「課題」(これを倒せば前に進める)ものを特定して全力で「課題」をやっつけていく、そんな講演でした。
こちらは招待講演の本筋ではないのですが、私がこれをしていると知っている会社は2社しかないのでツイートしました。
≡ 実行委員セッション
実行委員セッションでは、学生さん(嵩原 ひびきさん)のプレゼンではじまりました。で、そのあとでパネルが始まったのですが、「昔はスーツ姿の人が多くてびびってた」といった会話がされ、そのたびに、今日の会場でスーツは私だけだーと肩をすぼめていたのでした。(夜、偉い人との会食会があっただけなんだけどね)
学生さんからいただいた、「シンポジウムという名前に臆する」というお話は目からうろこのご意見で、そのとおりだなと思う一方で、産学官全てを取り込むイベントを目指して発足したJaSSTは今後どう進むべきか考えさせられました。
こちらの2つはパネルの議論から拾った話ですが、良いパネルだったことが伝わるんじゃないかなと思います。
そうそう、学生さんには「今のままで十分すばらしいけど、ちょっと言い方を工夫すると、もっとよくなるよ」とお伝えしたい。(こんなところ、読むかわからないけど)
≡ おわりに
とても有意義な時間を過ごすことができました。実行委員の皆さん、ご登壇されたすべての皆さん、会場そしてオンラインの先の参加者の皆さん、全てに感謝します。ありがとうございました。
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