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夜道のスニーカー

おびただしい目を向けられても月はそこにあってほほえみも悲しみもしないことを知っているけれど影を重ねたくなってしまうわたしのために歌われていない歌がまだ耳に残ってる心臓まで旋律の味方悔し涙の粒も乱れた呼吸も知らない世界の照明はとってもきれいだ靴底と同じ心を携えて肺いっぱいに夜風を詰めこむ冬の匂いはもうすぐそこに

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