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「ひかり」の解説のような

これは、
詩学舎で提出しようと思っている詩です。

今回のお題は『光』なのだと聞いて、
光かぁ、、、
と考えていたら落ちてきた詩です。


【迷うことも 苦しむことも
 光が見えないからじゃない
 光が見えるから
 ゆらり 小さく揺れるものだから
 ただ一点の 美しさを刺すから
 ひとは迷い
 苦しむのだと

 迷い描いた 私の光
 苦しみ紡いだ 私の怒り
 誰の目に それが光とは映らなくても
 これは私に根差した灯火
 この一点から指し示す
 私の行方を 私の前へ
 ただ生へ 私の生へ

 生きて死ぬ光
 それが私の光】

光が見えないから苦しいと言うことを聞くけれど、
光が見えたら、
余計に苦しいのじゃないかとも思います。
見えることで、知ってしまうことで、
重くなるものや、
その上で確定する距離があるのじゃないかと。

それでも光は必要で、
できるのならその光は自分自身であってほしい。
すぐ真下の足下を照らし、
たった一歩を自分の意志で歩きたい。

そんな詩です。

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