言葉は、
言葉を扱うものによって変化するけれど、
それでもそのもとは、
根源はけして動かないものだから、
そのまわりでいざこざが起こっても、
私はその真ん中を見つめるだけで、
動じないだろうという詩です。
言葉の全てが嘘になってしまっても
そう
と私は思う
そんなはずはないと
なんて露ほども過らない
言葉はいつであっても言葉だ
広がり続けた誰の手によって
その価値を荒らされようと
そう
と私は思うだけ
私の唇にのぼるとき
このでこぼこで穴だらけの失楽園
希求を私はこぼしてあげる
のけぞるほどに
大きな息と
共に