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「わたしは歩く」の解説のような

わたしにとって死というものは、
けしてマイナスなだけのものではありません。

あいたいひとがいる、
以上に、
わたしには、
生きた後にするべき何かが死の先にあるような気がします。

それが達成できるように、私は私を奮い立たせ、
真の闇に向かっていようとも武器は持たず、
足裏だけを傷だらけに、
歩いて行くのだと思うのです。

という詩です。

わたしは歩いている
真っ白だ
純白だ
いたたまれない
足裏の傷

わたしは歩いていく
真の闇へ
音も光も霧散する
正しいも憧れも同一となる
私の手の爪

わたしは歩いていくしかない
色を失っても
私を失っても
新しい芽吹きは生まれ続けるから
その羽先 明らかに澄んでいく

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