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「光の射す方に」の解説のような


昨日アップした詩で、詩のストックが終わり、
あ、これは書かないと明日詩が載せられないぞ、と考えていた昨日の同じ時刻。

そしてさっきふと詩を書きました。

それがこの詩。


【光の射す方に
 光の射す方に
 たとえそれが鋭くこの胸の穴を
 貫き通り過ぎるだけの熱でも

 光の射す方に
 光の射す方に
 流れたものが意味へと連なる
 そして残った骨にも意味は香る

 光の射す方に
 光の射す方に
 友がいたことを残した影
 あれを焼いたひかりを探している

 今はひとり
 ひとりの影を灯す】


光というものにあまりいい印象がないのはどうしてなのか。

澄んでいる、でも、透明じゃない。

光だけれど冷たく、つめた過ぎて火傷する。

いいとは思わなくても、必要な光。

自分の持っているものも、もう持っていないものも、
すべて曝け出させる光の下に歩く。

そういう詩です。


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