はい、どんどん行きますよ!
昼間殆ど寝ていたのでちょっと元気です。
これは、
本当は出す予定ではなかった一編。
別にそうは言っていなかったけれど、
東京での数日間に書いた詩をまとめて冊子にし、
お姉さんにお渡ししたのです。
その中の一編。
素敵な喫茶店での一幕。
お姉さんとの思い出なので、
出すかどうか迷い、
でもこの詩が私は好きで、
これだけ出してしまいました。
誰が怒るわけでもないけれど、
少し悪いことをしたような気持ちです。
「あなた」への直接の詩です。
過去はどうして変化してしまうのか。
凍ってけして変質しなければいいのに。
けれど、
そうして変化したのは、私が光の下、闇の真中を歩いてきたからでしょう。
「あなた」はこの変質さえ喜んでくれる。
「あなた」とは、
心の中で会話をしてみようとする。
いつもうまくいかない。
あなたをただ思い出す。
会いたいかと聞かれて、
まだ大丈夫と言える日は、
私の中にたぶんある。
これは珍しい詩だなと思ってもらえたでしょうか?
私は思っていて、
何が珍しいかと言えば、
事実を残しておきたくて書いた詩だということです。
次男の姿があまりに切実に夕焼け空に向かうので、
わたしたちが別々の生き物であると強烈に分かってとても嬉しかった時の詩です。
これは川柳にもした「ヘンナイキモノ」を、
詩にもしておいたもの。
本は変なものしかつくらない。
本につくられたものは、
ヘンな本をまた作っていく。
その循環の中に私はいます。
詩学舎のお題『舞台』へ寄せた詩。
でもこれもだしていない。
舞台と分かりにくそうだったから。
非売品なのにどうして店に並べられているのか、
それはそこにしかないものだから。
これも『舞台』を意識して書いた詩です。
でも発表で読み上げるには向かない詩かなと思い、
出していません。
心の全てを曝け出させてくださいませ、
という懇願の一幕。
何も言わず、
致すことをいたしましょう。
その間、焦がれるものになりましょう。
いつかこの心に気付いても、
どうかあなたの薄い目の色が亀裂を入れませんせんように。
静かな視。詩。死を、
私の鼓動と待っている。
そんな詩です。
終わってしまったものに、
終わったのだと、
私は言わなくてはいけない。
それが大切なことだから。
それを一生懸命言おうとしている詩。
はい、溜めていたので、まだこのシリーズ続きます。
息が続く方はどうぞご一緒に。