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アメブロ更新してました、つづき

昨日noteにあげたので大体半分でした。


(映画と小説のアメブロはのせてません。それはそれで溜まったらまとめてのせようと思っています)

さて、後半戦です。


大好きな萩尾先生の、相変わらずぶっとんで美しい一冊です。
3・11を、原発を、こんなふうに描くことが出来るなんて、、、とかなり驚きました。物語の力をこれでもかと感じる。

『クロウカード編』『さくらカード編』を今まで何度も読み返してきて、そのたびに感じてきた、さくらちゃんの力はこんなに強くなって大丈夫なの?という不安にまさかの答えが返って来た『クリアカード編』。
巻が進むごとに胸がざわざわしてしまう。

絵本みたいなきれいでやわらかな絵だな、と思って開いたらびっくりするくらいコンプレックスが描かれていた。
不変の町と、変化の町、流浪の民、様々な肩書や、ラベリング。それに追い詰められることもあれば、分かり合う一歩にすることもできる。
状況を変えるために、気持ちから変えていく。

夏の話かと思ってたら、冬の話だった漫画。
光る王子様のかたちの宇宙人を海で拾った女の子は、母親を失ったこと、そして父親を失ったことで『死』にも『生』にも恐怖を抱く。
それでもまわりには彼女の手を握ることを選ぶひとがいるよ、と受け入れるまでのお話。

個性でヒーローをする人たちと、個性で縛られることを嫌悪する人たちの戦争。びっくりするくらい王道なのだけど、久しぶりに誰が死んでもおかしくないと思いながら恐々読んでいるジャンプ作品です。

宝塚が女性が演じる最高の男性像と対になるような、男子による男子だけの歌劇団。その舞台で輝くために通う学校のお話。
男子の演じる、女性よりも女性らしい、娘役。男役が一番かっこよく見えるように、縁の下の力持ちをやり切る彼らには、退団時に銀の鈴が送られるというのがいいな、と思いました。

母親が亡くなって、母の妹のもとにいくことにした主人公。
スペイン人だった母の故郷を知り、そしてそこに生きる人たちと関わることで母親への理解が深まっていく。さみしさを抱えて、そのままでいっしょにいようとする叔母さんと少年のお話。スペインの生活も垣間見れてとっても素敵な作品です。

膠原病を患ったために、仕事をセーブしている主人公は、それでもやってくる不調に気持ちが落ちこみ、そしてこれからに不安が募っていく。
給料と相談して引っ越しを決意した主人公は、引っ越し先の団地の大家さんとその“息子”さんから薬膳を知り、自分の体と会話することを知っていく。
のんびりするのも覚悟と、根気がいりますね。

作家の書いてきた夢を描いた作品集。
読んでいる間に時間がねじくれる感覚が味わえます。

読むか迷ってる人がいたら、とりあえず私の本貸すから読んでみなよ!と言いたくなるくらい良かった一冊です。
ただ、気持ちをぐらぐらにされる作品が多いです。妖怪が関わる、または妖怪たちの世界の常識を描きながら、この今に自分たちが直面している問題、置いてきたつもりの問題が、まだぱっくり口を開けていることを突きつけられる、そんな痛みが伴うものでした。


気になる作品があったらうれしいです。
ちゃんとしたあらすじとかはアメブロにかいていますので、よかったらどうぞ!

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