見出し画像

詠み人、わたし

川柳の本を読みつつ、
読めば読むほど自分のつくっているものは果たして、、、川柳??
となってきます。

よし、上手くなったらだそう!
っていう思考が私には少し薄いので、
分からないなら出してしまえ、におちつきます。

今のへったくそ(なのか普通なのかもよく分からない)な川柳は、
それはそれ、だって出発点だから、
それも大事な点だから、
と。

なので、
この間からがりがり書き綴っているものを出しておこうというnoteです笑

いいよ、
読んであげよう、
という方。
よろしく、どうぞ。



「かみ様に送る手紙は菫色」

「あなたってゲームが好きねこの手より」

「その肩も角を孕んで生きていく」

「歯に噛みつく湿気たせんべいあなたのよ」

「昼下がりあなたの耳は動かない」

「かみさまは私の手紙をまっている」

「繊細に並んだ指の防音室」

「穂の花に口紅付けて秋を立つ」

「夏草が恋しいうちに帰ろうよ」

「台風の芽を摘んだらごくり」

「腹の中あばれまわるの太鼓の音」

「強くあるアケビの胸に歯を立てる」

「こわれたのあなたの指が石を焼く」

「花弁を贈りたいの埋めたいの」

「髪かけたあなたの耳に猫を飼う」

「体溶け残った池に棲むものは」

「心音で体は揺れる死体ごっこ」

「そこのひと わたしの骨を拾ってね」

「あれも嫌これも嫌なの人形の指」


打ち込んで、
数回読み返すと、
更に川柳なのか分からなくなりました笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?