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色濃くなる文芸会と、はしゃぐ二次会のはなし

今日は月に二回の文芸会の日。

くうねるんでの源氏物語講座のあと、
カイさんが話してくれた
「小さい子のお母さんのあまりの繰り返しの多さに、
自分が小さい時もああだったのかなって驚いた」
という話を聞いて、
母親と子供のことをなんとなく考えていたらいつものごとく、
ぶわっと思い付き、
いっきに書き上げた原稿を手に行ってきました。

今回はけっこう長めに書いてこられる方が多くて、
読み応えがありました。

文芸会で注目の連載になっている『古時計シリーズ』の最新作。
今までは身近な生活をやさしい目線で描かれてきた方の、
初の小説作品。
(これがご自身のご家族や、
知り合いの人たちに起こったことを織り込んでいる私小説のような作り方なのです。そして、いつか自分に孫ができたら、、、という想像をお話にしているというのも面白い)
8月という時期柄、広島や長崎に思いを寄せるエッセイ。
遠い場所へいつもみんなを連れて行ってくれる紀行文を書かれる方の作品は、今日も素敵でした。紀行文だけど、やさしくて、品があって、どこか自分の心情すら突き放すように客観的に見ているようなところがあって、
それが繊細な風景描写につながっているんじゃないかな、と思ったり。
8月は体調を崩してしまっていたことを、
面白い比喩表現で書き上げた意欲作にはみんな手を打ったり、頷いたり。
同じくコロナになってしまっていた方は、
勉強をすることの意義をコミカルに、軽やかに書かれていて、
端正な文章なのに、くすりと笑う場所もありました。
最後のおひとりは、前回(お盆があったので7月の二回目の時)に
「今度はおじさまにやさしいのを書きます」
と予告されていたのですが、予告通りに“枯専の私“というお題目で、
枯れている男性の良さを書き連ねられていました。
(私は子供の頃に藤田まことさんに憧れていたことを思いだしました)

今回、
私は「お母さん」をくり返す詩のような、散文のようなものを書いたのですが、男性からも女性からも「胸が痛い、、、」と言ってもらえました。

(私の書いたものは、また別のnoteで載せますので、よかったら!)

人数が8名で、
時間をすこしオーバーしてしまったのですが、
そのまま何名かで二次会と称してくうねるんでお茶をしてきました。

紀行文をいつも書かれるロマンスグレーの男性の旅の話や、
(濃密で、様々なことが起こる旅行の、どこを切り取るのか、という話が興味深かったです)
初恋のひとには会いたいもの?ということで活発な意見交換が生まれたり、
(とある幼馴染で初恋の相手の今が気になる!という)
「察して」という言葉から紐解く自分の厳しさの話だったり。
盛り上がり、盛り上がり、
気付けば四時でした笑

いつもにこにこと私たちの話を聞いてくれている店主のこっこさんに感謝だな、と思いながらの解散でした。

帰り着くと、めっちゃ楽しかったために、
物凄く眠たかったです。


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