もうこの形が定型化している「詩の解説のような」のnoteであります。
人の口から放たれた言葉が、
どんどんと色を薄くし、
かろやかに舞い上がっていくのがうつくしいと思います。
誰にも見当たらない場所でかくれんぼをしているような気持ち。
そうやってずっと遠くへ。
静かに規律を踏み外すのでしょう。
空を見ていて、
思わずこの会話が頭のあたりを通り過ぎていったのです。
どこのあなたでしょうね。
どこの街にでもある風景。
少し赤が差し、
少し焦げた茶が射す。
ここに生きるその事実こそが偽りや幻のようなもの。
そこを通り過ぎることは、意志のそのもののすがたで。
ただ穴が空いているだけならば、
そこに埋まるものならば、
貫くものでもよいじゃありませんか。
橋を渡るその途中に編んだ詩でした。
うつくしい夕景と、
さみしくなる空の青、
暑くてとても静かな時間でした。
閉じた代わりに開いていくものがある。
それは体にも、心にも、空の上にも。
音遊びにはじめたはずが、
弾んでいくうちにどんどんと音を立てていく詩になりました。
くるいたいならお一人で?
落ちていく意識の中、
輪廻を巡ってここへまた落ちてくる。
それを星を越えて私は辿りつくのです。
明日続きを書きますのですよ。