絵本カフェ『くうねるん』に行ってきたんです
文芸会のあと、
カイさんにタロットカード占いをしてもらう約束をしていまして、
昨日オープンする絵本カフェ(夜は絵本バーになるそう)に行ってきました。
カイさんは独学でタロットカードを学ばれて、占いをしていらっしゃいます。
受け取る印象がチベットの禅僧のようなひとなので、
タロットカードで占いをしていると聞いた時、
私はけっこう不思議な気持ちになりました。
タロットカードに興味をもったきっかけなども、
お店に向かう途中で話してもらったのですが、
聞いてみるとなんとも「らしいな」と感じるエピソードでした。
文芸会を開催している「はりまデザインラボ」から歩いて10分くらい?
土山駅の近くにある絵本カフェ『くうねるん』。
パッと見だと、これはカフェだ!と分からないかもしれませんが、
きっと本が好きな人だったら「このお店なんだろう?」と気になってしまうお店です。
ちょっと行き過ぎて見られる、
お店の側面のシャッターの絵もとっても素敵。
(なのに、相変わらず写真を撮り忘れました、、、こちらも、次こそは)
インスタをされていて、
分かりやすく土山駅からの道を教えてくれています。
↓
入って最初に目に入るのが、
本棚に見えない場所に並んだたくさんの絵本たち。
もと酒屋さん(だったはず)を改装してお店にされているらしく、
置かれていたものをリメイクして使われていて、
とってもかわいいのです。
お店に入ると、
さっきさよならを言った文芸会のメンバーのお二人がいらしていて、
まさかの文芸会の二次会のような感じになりました笑
何人かで座れるテーブルが二つ。
おひとりでも絵本とコーヒーを楽しめる席があったり、
バーのカウンター席があったりします。
私たちが座った席にはなんと七輪がテーブルの真ん中に埋まっていまして、
お餅をそこで焼いてもらいました。
文芸会の山本さんが餅奉行をかって出てくださって、
おいしいあべかわもちを頂きました。
(通常めにゅーではないかもしれません)
入ってすぐ、私はこの本棚を一通り眺めました。
あ、読みたい、、、という絵本がちらほら。
次にお邪魔した時には、開きたい。
お酒が冷やされていたショーケースだったのかな、と思いつつ。
連絡先などを記入すれば借りることもできるのだそう。
そこのところをきちんと聞かなかったうっかりものです。
入り口近くに置かれたお花。
「娘が贈ってくれたんですけど、
プレッシャーで潰れそう、、、」
とお話してくれた店主さんは、やわらかな笑顔がいつも浮かんでいて、
はじめてお会いしたのに全く緊張せずにお喋りができてしまう素敵な方でした。
しばらく文芸会の方々(ここはお知り合いのよう)といっしょに座って、
コーヒーとお茶菓子とお餅を囲んでお喋りをしたのですが、
楽しくて、どんどん時間が過ぎていってしまいました。
旅をたくさんされている山本さんの最近のモンゴル旅行の話、
もう少し先で立ち寄ってくれるらしい面白いことをしている人の話
(なんて要領を得ない説明、、、)
映画の話、
書くことのはなし。
きっとこんな集まりがなければ一生で会わなかったひとたちと、
いっしょに過ごしていることにふわりと不思議さがこみ上げる時間でした。
その中で、四国のお遍路さんをした話を書かれないのか、という質問を山本さんが受けて、
それに対して「書いても面白くないもの」とさらりと返されたところから
「お遍路さんって、自分との会話を深めるものだから、
その人に興味がないと読んでもらえない」という話に。
そのときに
「としさんの今日書かれていた作品は、
としさんのことを知らなくても面白い。
そういう文章だったら読まれるかもしれない」
ということを言っていただいて、唐突なお褒めの言葉にどきっとしてしまいました。
楽しいお喋りのあと、
文芸会のおふたりとはお別れしまして、
私はカイさんにタロットカード占いをしていただきました。
なんとこのカフェ、奥にもお部屋がありまして、
コンクリの打ちっぱなしの壁に囲まれているのですが、
音が反響して、ひんやりとしていて、なんとも不思議な魅力のある空間なのです。
こちらに場所を移して占いをしていただきました。
タロットカードでの占いというのをはじめてやってもらったのですが、
ずっとタロットに対して持ってきた不思議な興味がしっかりと輪郭を持ったように思います。
カイさんのタロットカードを触らせてもらったのですが、
一枚一枚に意味以上に、性格やいくつもの物語の種がぎっしりと詰め込まれているような感じがしました。
何枚かとても惹かれるカードがあって、
これは買ってしまう、、、と諦めました。
それにしても、こんなに繊細な情報の蓄積で行う占いなんだな。
私の頭にはいるだろうか、、、
と思いつつ、カイさんがタロットカードを学んだという本をお借りしました。
読むのが楽しみです。
写真を撮り損ねたのですが、
まだもう一部屋(空間?)あって、
そこはひとり、入れて二人が入れるような個室で、
ドアもふつうのドアじゃないのです。
開けてみせてもらったときとてもびっくりしました。
隠れ家のような、
面白い空間でした。
今度お邪魔した時には写真を、、、(何度目だろう、この台詞)
オープン初日だったので、
次から次へとお知り合いの方が来られていました。
とても愛されている店主さんで、
きっとお店もそういうお店になっていくのだろうな、
と思いました。
文芸会の近田さんや山本さん、
そしてカイさんは店主さんとお知り合いで、
カイさんはオープンに向けて色々お手伝いをされていたのだとか。
きっとこの日がとても嬉しかったのじゃないかなと思います。
みんなにはやく見せたかっただろうな、
と想像できる素敵なお店なんですよ。
お店を出る時には、お土産?に
手作りの絵ハガキとミニ封筒を頂きました。
かわいい。使うのがもったいない、、、
使う時は覚悟をして使おうと思います。
そう言えば店主さんに、
私によく似た雰囲気の方がいると言われました。
入ってきた時、その方が入ってきたのだと勘違いしたくらい。
そんなこと言われたのはじめてなので、
物凄くその方にあってみたくなりました。
お店にお邪魔していたら、いつかお会いできるでしょうか?
そうしたらまた新しい輪がはじまりそうで、
とても楽しみです。
お店までの道々も楽しいもので、
気になる場所がまた増えました。
自転車で行ける範囲も拡大中です。
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