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パスポートが取れたお話 オカンと17歳息子の珍道中 in フランス+スペイン〜旅立つまでのお話〜

こちらは

の続きです。

❖  ❖  ❖

半分諦めていた欧州旅行。
でも言ってみるもんですね、パスポートが取れなくて、と、いろんな人に。

「あきつさん、ウチの旦那(日系アメリカ人)が民間の緊急でパスポートを作ってくれるオフィスで作ったら、1週間以内に出来ましたよ、教えますよ、そこ」と渡りに船がっ!

それも申請して「申請中」の紙を持ってアメリカを出て、日本のホテルに発送して受け取ったという。

あら、そんなステキなサービスが。

もちろん「緊急」ということでお値段は高いのですが(西海岸で作ったら800ドルくらいだったとのこと)、背に腹はかえられない。おっしゃーとパスポートを緊急に作ってくれるオフィスを探して、行ってきましたよ、月曜日に。

日程はこんな感じです!

もっと早く行けばよかったのですが、知ったのが木曜日の夜で、金曜日は仕事、週末はオフィスクローズだったために31日の月曜日になったのです。
ギリギリ!?

ちなみにオフィスに行く前に何回か電話したけれど、ずっと留守電だったし、HPを読んだらパンデミック以降オフィスが開いているのか開いていないのかわからない状況でジリジリしていたことも一緒にお伝えしておきますわ!

朝10時にオフィスに行ったら、狭いところにインド系と思われる女性が一人。事情を話しをしたら「今日、お金を払って明日郵便局に行ったらギリギリで間に合うわ」ととても頼もしい言葉が。

お値段は西海岸よりもちょっとお高めでしたが、はい、背に腹はかえられない。

オフィスに置いてあるPCでパスポートを申請していたら、疑問がたくさんでてくる。あたしがPCのキーボードを叩いている間にも電話はひっきりなしに鳴る、ドアをノックする音が絶えない。

スタッフが彼女しかいないから「とにかく外で待っていて」と言われて待っている人たち。ドキドキだよね! お母さんの顔みたら半泣きしているもん。あたしもそんな顔していたに違いない。
その上、ウチよりも1日早く出国とか……間に合うのか? と人ごとながら心配。

「え、まって、誰のパスポートを作るの? あなたじゃないの? 息子? 彼は何歳? 16歳で旅行行く前に17歳になるの? まだ未成年なのね。それじゃあ値段が変わるわよ」

と、ン百ドル追加。

しえーーーーーー

その金額見たら、日本に帰れそう……とまではいかないけれど、いいお値段。軽く旅行はできますな。

でも選択権はないので、ひたすらPCに息子の情報を打ち込む。
よし、できた。
と伝えたら「明日の朝の9時半に34丁目にある郵便局に予約を取ったから」と一言。

ええええええ?
だってパスポートの面接、3ヶ月待ちがデフォルトじゃないの? 一体どんなツテがあって……

ということで翌朝、息子を連れて中央郵便局へ行ってきました。

久しぶりにド緊張。
だってここでパスポート作れなかったらお終いだもん!
9時15分には行って待って……待って……待って……

忘れていた、ここはアメリカだ。
グリーンカードの面接ですら予約時間の1時間後から始まったのだ。時間通りに始まるなんて思っちゃいけない。

10時15分過ぎに窓口に呼ばれて資料渡して、おっしゃ、これで大丈夫と思っていたら、思わぬことが。

「写真のサイズが違うわよ」

は!?
いやいやいやいやいや、ちゃんとアメリカパスポートサイズで写真撮りましたよ!

「よく見て。写真サイズは合っているけれど、中に写っている顔のサイズが小さいの」

なにおおおおおお
そんなん知らんがな!
ドラッグストアで撮ったのがよくなかったのか!?

ということで急遽郵便局内で写真を撮り直し(もちろん支払いました)、今度こそ「All Set(できた!)」でございます。

郵便局から「申請しました」という証拠(?)の紙をもらって、またオフィスに戻って手続き終了。
なんと24時間でパスポート申請の手続きが終了です!

そして「今週中、遅くとも土曜日までにはパスポートが手に入るはず」と言われ。

そうしたね、本当に金曜日に連絡があって、はい、金曜日にまた違うオフィスに行って息子のパスポート、取りに行って来ました。

ちょーエクスプレスでパスポートできました!

なんなんですかね、このエクスプレスさ。
普段なんでそんなにンヵ月も待つの?

そして不思議だったのが、申請したオフィスもピックアップに行ったオフィスもスタッフ皆がインド系だった、ということ!

パスポート関係で巨大なインディアンコミュニティでもあるのか???

まだまだ謎の多いアメリカだわ。

❖  ❖  ❖

ということで、無事にヨーロッパへ旅立てることになりました!

正直これだけで疲れたわ〜😅




2006年生まれのアメリカ人とのハーフの男の子のいるシングルマザーです。日々限界突破でNY生活中。息子の反抗期が終わって新しいことを息子と考えています。