モラトリアムとか言っていられなくなってきた

おれは一人でご飯を食べたり、一人で講義を受けたり、そういったことは人より抵抗がないほうである。本当は友達とご飯を食べたり一緒に講義を受けたいと心の底では思っている可能性を何度も考えたりしたことはあるのだが、どうやらそうでもないらしい。たまにごく親しい人間とご飯を食べれたら十分というタイプである。もちろんかわいい女の子(ら)にいきなりアプローチを受けたりすれば別だとは思うが、そういったことはライトノベルでしか起きない。

ただ、家で一人で本を読んだりアニメを見たり、勉強をしたり、はたまたゲームをずっとして時間をつぶして大丈夫というタイプではない。真逆ですらあると思う。暇さえあればツイッターや配信サイトで顔も素性もはっきりしていない人間と交流している。

5chの雑談板のスレなどを見ると(俺はケンモメンだ)、上記のこともせず大丈夫といった、本当に孤独に強い人間がたくさん存在する。まあもちろん5chをやっている時点で人間と交流しているではないか、といった矛盾はあるのだが、おれは5chで孤独が癒されるタイプの人間ではないので、そこははっきり違うなと感じる。5chをかれこれ12年間くらい見ているが、書き込んだ回数はたぶん数十回程度だと思う。半年ロムってろどころの騒ぎではない。書き込むことの何が面白くないかというと、大体のコメントにはレスポンスがつかないので、別に自分がレスする必要がないと考えてしまうからだ。

色々考えてはみたが、おそらく特定のトピックに対して大勢の人間で話して共有するだけで満足するタイプの人間が適正があるのではないかと思った。大雑把に言うとそういう性格なのであろう。(これはあまりに雑かもしれないが)

ショーペンハウアーだかトルストイが、一人でいることができない人間は自分の持ち合わせている卑しさ、空虚さの特性に耐えられない、みたいなことを言っていた。

俺は高校卒業から8年間も自由にできる時間があったのに何も成し遂げられなかった。俺は本当に何も才能がないのではないか?自分ではわかっているが、これから就活でいやというほど他人に言われ、責められると考えると恐怖でしかない。

俺は子供のころから自分は天才だ、天才になりたい、と周りに吹聴していた。書道の時間に自由な字を書きなさい、と言われて天才と書いた。なぜそのような子供だったのかは知らないが、胸が苦しくなる。

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