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ホームステイの醍醐味!チュニジアのホストマザーの家庭料理その2

以前の投稿で、管理人がホームステイしている一般家庭のホストマザーが作る料理をご紹介しました。

国を知るには料理!ホストマザーのハリッサたっぷりチュニジア料理! - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)

今回はその第二弾です。


相変わらずハリッサがふんだんに使われている料理が並びます

ハリッサスープとチキンピザ

クレープ生地も辛さを和らげてくれます

右側の皿はもはや説明不要(笑)のハリッサスープです。米が入っていて、食べると汗が噴き出してきます。

左側の皿はチキンピザです。単にチキンが載ったピザだと思いますよね?違うんです。チキンが土台になったピザなのです。鶏肉をミンチにして平たく伸ばして成形し、土台の生地部分にしています。ツナ、卵、チーズ、オリーブを載せてオーブンで焼いています。なお、このピザにはハリッサは使われていないようです。スープと交互に食べるとハリッサに攻撃されて味がわからなくなりますので、ピザだけを先に食べればよかったと後悔しています(笑)。

自家製のストロベリージュースが火照った口内を優しく癒してくれます。


ハリッサフライドチキン

昔好きだったKFCの辛いチキンを思い出します

左の皿の緑色スープにはハリッサが使われていて辛いです。見た目はタイのグリーンカレーぽく見えますが、ハリッサの辛さです。スープに入っている自家製の肉団子がほっと一息つかせてくれます。

真ん中の皿はフライドチキンです。ハリッサで下味がつけられているので辛いです。ですが美味しいことは間違いないです。フライドポテトや野菜の揚げ物はあっさり塩味です。ハリッサで味覚が麻痺しているため、薄味はあまり感じられませんが。

右側の皿はサラダです。玉ねぎをペースト状にして作られているもので、これにはハリッサは入っていません。辛い2皿からクールダウンさせてくれる清涼剤のような存在です。

自家製のストロベリージュースが、またもやいい仕事をしてくれます。


大人のお子様ランチ

カロリーを一切気にしない、好きなもの全部乗せのようなメニューです

左の皿には魚のグリル、ハリッサクスクス、フライドポテト、ズッキーニの揚げ物、ハンバーグが載っています。魚は外食編でご紹介したドラドだと思われます。

チュニジアの伝統料理はファストフードが多い!気軽に食べよう外食で - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)

ドラドのグリルは塩焼になっていて、魚本来の淡白な味わいです。よく焼かれていますので、管理人は骨や尻尾までがんばって全部食べました。クスクスはハリッサで味付けされていますので、見た目通り辛いです。フライドポテトやズッキーニはあっさり塩味です。

見た目ではわかりづらいですが、皿の下方にある黒いものはハンバーグです。後でキッチンを見たところ、石でできたような鍋がありましたので、石焼ハンバーグなのかもしれません。辛くなく、肉の旨味を充分に感じられます。

右のサラダは辛くありません。クスクスで火照った口内を冷却します。

自家製のストロベリージュースがない食事など、もう考えられません。


辛くないペンネパスタ

赤いものはハリッサではなくトマトです。
赤いものがすべてハリッサに見えるなら、あなたももうチュニジア国民!?

数種類の野菜とチーズ、チキンが入ったペンネパスタです。この料理にはハリッサが使われておらず、管理人の一番お気に入りのメニューでもあります。

辛いものが大好きな方ならばチュニジアの食事に問題なく適応できるでしょうが、あまり辛さに強くない人だと常時胃がびっくりしている状況です。

「たまには辛くないものが食べたい」

そんなときだってありますよね。穏やかな気分にさせてくれるメニューでした。


ハリッサシチュー

普段まったく汗をかかない人でも、このシチューを食べれば汗が噴き出します

見るからに辛そうなシチューです。当然ハリッサがたっぷりです。ハリッサの粉だけではなく、ハリッサの原料となる野菜もそのまま入っています。塩漬けのオリーブもふんだんに入っているので、相当に強烈な味付けになっています。汗が止まりません。胃もびっくりしています。

激辛好きの方にはたまらないメニューでしょうが、管理人には辛すぎました…。


自家製ピザとウチワサボテンの実

ピザのホワイトソースがいいアクセントです

自家製ピザは以前出してくれたものと同じです。ツナと卵、オリーブにチーズ、それにホワイトソースの層があります。ハリッサも当然練り込まれています。以前と同じくおいしいです。ですが今回注目してほしいのは、右の皿に乗っている果物です。

ウチワサボテンという種類のサボテンの果実らしく、路上マーケットでよく見かけます。この果実は甘くておいしいのですが、種がものすごく多いのです。この果実1個に軽く100個以上の種が入っています。ですから食べにくいことこの上ないです。どう食べるのが正解なのかがわかりません。スイカのように、気にせずかじって種だけを吐き出すのか、種をできるだけ取り除いてから食べるのが正解なのか。おそらく前者が正しいと思われます。食べる前に取り除くことはほぼ不可能ですから。口に入れて種を飲み込まないように液体部分だけを飲み込む。そんな感じが正しいかもしれません。管理人はいくつか種も飲み込んじゃいました。種が思ったより小さいので、勢いがあると飲み込んでしまうのです。

みなさんもこのウチワサボテンの果実を食べる際には充分ご注意を。


ハリッサラザニア

最後の最後までハリッサ尽くしでした

管理人のチュニジア滞在最後の週末に出されたメニューです。ハリッサがたっぷり入ったラザニアです。このメニューを最後にハリッサとお別れになるのは少し寂しい気もするから不思議です。汗が噴き出してきますが、このラザニアも当然おいしいです。具材には特に変わったものは入っていません。ハリッサたっぷりでチュニジア仕様になっているだけです。

そしてまた出てきました、ウチワサボテンです。実はこの果物は、この状態(皮を剥いてある状態)にするのがすごく大変らしいのです。皮を剥くのに相当苦労すると、友人は言っていました。この剥き身の状態で提供されるだけでも非常にありがたいことなのです。路上マーケットでは皮を剥いてくれるそうですが、スーパーマーケットで買うと自分で剥かなければなりません。その際にはくれぐれもお気をつけて。


まとめ

とにかくハリッサ、ハリッサ、ハリッサづくしでした。暑い国では辛い物を食べて、体に喝を入れないととてももたないのでしょう。

しかし管理人は幸せでした。この家に滞在中、とてもおいしいチュニジア料理をたくさん賞味できたのですから。他の宿に滞在していたらおそらく、これほどチュニジア料理を食べられることはなかったに違いありません。料理上手のホストマザーにはとても感謝しています。

みなさんもぜひ、チュニジア滞在の際にはハリッサたっぷりの料理をお楽しみください。新陳代謝もとても活発になりますよ!


それではまた!

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