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誰でもはじめてはあるんじゃけ

『誰でも初めてはあるんじゃけ』これは、2010年Jリーグ初参戦をぶっちぎり最下位で終えたあと、三浦監督(現鈴鹿監督)就任を決めたときのギラヴァンツ横手社長(当時)が言ったとか言わなかったとかの(むっちゃうろおぼえ)話。

当時は時間だけはむっちゃあったので週一くらいのペースで本城や新門司に練習を見に行ってました。
とても厳しいトレーニング、そして選手の序列をはっきりと分け、トレーニングでよかった選手は序列を上げ、トレーニングでなかなか理解度が上がらない選手は容赦なく序列を落としていました。
あまりの厳しさに2名ほど途中離脱してしまいましたが・・・。

この練習を見ててすごいなと思ったのは、監督ではなくて支えるコーチ陣でした。当時からトップチームコーチ経験豊富だった濱吉氏(現九産大監督)と小澤氏(ノジマステラ相模原SD)が練習をしっかり支えていました。

そして監督自身も目指すサッカーを体現できる選手を連れてきていました。

つまり歯車ががっちりかみ合っていました。

2017年ギラヴァンツはトップチーム監督経験のない原田氏(現長崎U-18監督)を据え、ヘッドコーチに萩村氏(現浦和ユースコーチ)を据えた。

クラブは昇格を標榜し
監督コーチはトップチームの指導歴がなく
所属選手は前任のスタイルで集めたこともあって

つまり歯車がかみ合っていなかった。

なお、原田氏は長崎U-18監督に復帰し、チームをプリンス九州の強豪に育ててるし、萩村氏も大分をJ1昇格させた片野坂氏の片腕としてやってたわけで能力的な問題ではないと思われます。

2022年ギラヴァンツはトップチーム監督経験のない天野さんの昇格人事とトップチーム指導経験のない京増氏をヘッドコーチに据えた。

選手は小林SDが2021年の回顧

前編  https://www.giravanz.jp/shimadanome/2021_07_k1.html

後編  https://www.giravanz.jp/shimadanome/2021_07_k2.html

を読み直すと選手獲得の方針がぶれてしまっているので、残った選手と今年主に天野監督がオーダーして獲得した選手のブレが大きいのかなとも思います。

歯車を戻すにはチームとしての基本的な約束事とその約束事を忠実に落とし込めるコーチングが肝になってくると思います。

そしてチームが空中分解しないような結束力づくりですね。これはクラブとしても強化部を通してしっかり考えていかなければならない所です。

鹿児島戦のコメント  https://www.giravanz.jp/news/p36332.html

中山選手のコメントの最後の3行は気になりますが・・・。

チーム(選手や監督)・強化部の歯車ががっちりハマっていくことを期待しています。



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