「魔眼の魔女」あとがき7 51~60話編
どうも、鮭丸です。本日も「魔眼の魔女」振り返っていきたいと思います。
51話〜登場しなかった十二支秘書〜
恒例のイラストタイムから参りましょう。
なるほどなるほど、って感じですかね(どういうこと?)。
本編ではゴトウvs.ヨープが決着。
それから、十二支秘書が新たに二人登場しています。
二人共、ゴトウさんに倒されるために出てきたようなもので大変可哀想ですね。
テンソちゃんに至っては、得意の音魔法すらまともに見せられませんでした。すまない。
十二支秘書、未登場の子たちも設定だけはあるのでここらで放出しちゃいますか。
左から
アンタレス[タツの十二支秘書]
レザール[セルフランセの十二支秘書]
ツキノ[ロリスの十二支秘書]
オセロ[シャーテリアの十二支秘書]
アンタレスの顔のやつはフェイスペイント。アゲハの魔眼の下にあるやつとは全く別物。
オセロちゃんが持ってるのはマラカスです。杖代わり。
アンタレスとオセロは出る予定あったんですがカットしました。他二人は出る予定すらありませんでしたね。彼女たちの活躍も、見てみたかったものですなぁ。すまんね。
52話、53話〜余白は大事〜
突然ですが、ここいらでネームの話でもしましょうか。
「魔眼の魔女」はアナログでネームを描いてきました。
普通のノートに線を引いて、1ページに4ページ分描いていく感じ(文章にすると何言ってるかよくわかりませんね)。
70話分で5冊のノートを使いました。いやー秘蔵。
ネームからデジタルに描き起こす時、変更が多いのはセリフ、コマ割りといったところでしょうか。たまに構図が変わります。
53話では、珍しく(というか唯一)2ページに渡る変更がありました。
(だからこのタイミングで急にネームの話をし始めたワケです)
写真の真ん中の開かれたノートの左側下段が、53話p2,p3のネーム(見辛い)。
対して本編はこんな感じ。
メジロが武器をカタカタするシーンを挿入して3ページになっています。
こんな時のために、ネームノートは1話につき1/4ページ余白を作ってあります(写真のノート左側左上)。薄らなんか描いてありますね。変更後のイメージを描いてるのかな。
結局なんの話かっていうと、余白は大事ということです(?)。
余裕を持っていきましょうね。何事も。
54話〜補足祭り〜
この話はなんとなく補足(?)したい部分が多い気がします。
ただでさえ最後に補足ページつけているのに。
まだ補足したいのか!
この辺から最終話が70話に着地することが視野に入ってきて、色々詰め始めたのが原因ですかね。
ま、次の55話の影響もありますが……(その話は後述)。
まずは一個目。
小鳩メグミが指揮官適性を発揮するシーン。補足とはちょっと違う気がしてきました。
直前の会話でも、このピンチでめちゃくちゃ冷静な彼女が見れます。流石は総司令官の娘。
多分、父親に色々教えられたんだと思います。ご飯とか食べながら。
小鳩親子について、掘り下げる余裕があると良かったなぁと思います。でもまぁこんなもんかなぁ。
続いての補足。メジロのシーンです。
メガネをカチッとするメジロ。彼はメガネにも色々仕込んでいたみたいです。打ち出した弾の位置を正確に把握するためのなんかですね(曖昧)。
彼が手にしている武器[麒麟]も、展開前は服の下に隠していました。バレずに持ち込んだんでしょうか。
科学技術を駆使した現代忍者でも目指すつもりか、メジロ。
……彼ならやろうと思えば出来そうだな。
あ、補足終わりです。
55話〜ヘイファーについて〜
ヘイファー回。
めちゃくちゃいいところに着地したなぁと思っています。ヘイファー。
実はヘイファーが最終戦で何をするのか、全く決まっていませんでした。
「カラス達が闘う最初の十二支」
「アゲハ、カイコの同級生」
「他の十二支には腰低め」
彼女について決まっていたのはこのくらい。あと「生まれた森を人間に焼かれた」もあったか。
初期プロット〜本編20話らへん投稿時くらいまで彼女がカラス達と闘った後どうなるか、考えていませんでした。正直。
ところが十二支会議で再登場した時、私に電撃が走ります。
「この子、可愛くない?」
前回のあとがきで「カイコはヘイファー隊に移動になった」と言っていますが、これが決まったのはこのタイミングです。
それまでカイコの移動先はタツ隊の予定でした(そしてそこで十二支秘書アンタレスを出す予定だったわ、思い出した)。
しかし閃いてしまったワケです。「これヘイファー味方にできるぞ」と。
無事味方になってくれました。ありがとう、ヘイファー。
感謝の印として1話分ヘイファーに捧げました。
前話が補足多めになった一因ですね。ご愛嬌。
ちなみに、ヘイファーとワシジマさんの絡み
めっちゃ好きです。
56話、57話、58話〜巳と大蛇、ヤマタミとツバメ〜
この辺からは、研究所編の反省を活かして計画的に場面を転がしています。
転がす努力をしています。
頑張ってます。
ツバメの"復讐"の時が迫る本編。
巳(ヘビ)モチーフのヤマタミに対して、[大蛇]と名付けられた武器で挑むのは、なんとも言えない感覚です。
ゴトウさんのおかげで戦法が割れていること、その可能性をヤマタミが考慮していなかったことが勝敗を決めました。
トドメを刺そうとしたツバメに、キヌの幻覚が映るシーン。
後に明らかになりますが、キヌは「ツバメが自分自身を許して」欲しかった。
ツバメも、心のどこかではわかっていたんだと思います。
だからこそ「赦さない」。
話が重くなってきましたね。
59話、60話〜交渉決裂×2〜
ピンチに陥ったアゲハに、一つの提案が出されます。
この後アゲハが言う通り、これは[魔女の王]によるブラフ。これに従うと王の前まで連れていかれ、そこで普通に殺されるでしょう。
ただ、この場にいるケイコ、セルフランセ、イウリは、王から伝えられたこの交渉を本気だと思っていたらしいですよ。
それが催眠によるものか、そうでないかは知りませんが……
意外と「魔眼味方になったら楽できるなーワクワク」とか思ってたのかもしれませんね。交渉決裂時はそれはもうガッカリしたんでしょう。
心からの「残念だ」です。残念です。
一方、ツバメとカイコが初対面を果たします。
お互いの事情を知らないもの同士、こちらも交渉(?)は決裂。
60話は、そんな二人の背中合わせカラーイラストです。
サブタイトル[強大]は、無双するゴトウさんと、ツバメカイコの姉弟(ここでは[きょうだい])関係がかかったもの。
我ながらうまくいった気がします。どうだったかしら。
さて、「魔眼の魔女」あとがきも終わりが迫ってきましたね。
次回は何やら、重大発表が紛れ込むとか込まないとか。
何を発表するつもりなんでしょうね〜。想像もつきませんなぁ(目逸らし)。
乞うご期待! それでは!
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