「魔眼の魔女」あとがき6 41~50話編
お疲れ様です、鮭丸です。本日も「魔眼の魔女」、振り返っていってもいいかな?
(いいとも〜!)
……すいません。
41話、42話、43話〜研究所編決着〜
まずはカラーイラスト
個人的に一番好きな絵です。二度と描けない気がする。
さて、本編。研究所襲撃編が決着します。
この戦い、「場面を増やしすぎたなぁ」とちょっぴり反省しました。
最終的な状況がこちら↓
これに路上でやりあっているゴトウさんのとこが加わって計四箇所。
これだけ数が多いと、もっと計画的にネーム書かないとあかん。ってことを学べました。最終戦では意識してるつもりです。
いやぁ、人が多いと大変だなぁ(他人事)。
無事に終わって良かったです。
読んでる人はどうだったんでしょう。わかりづらかった? そうでもなかった?
そうでもないと嬉しいですね。
44話〜さらっと出てる最上位魔法〜
研究所襲撃の裏で起きていたミュンヘン襲撃。
まずはセルフランセさんのコレ↓から見ていきましょう。
さらっと使っている[魔使召喚]、実は最上位魔法。
コレを説明する前に、魔女達が使う魔法の基本についてお話しましょう。
Twitter(@sake_yakizake)にて公開された[まじょこーざ3]↓
アゲハが最後に言っている[魔法の極致]、その一つが[魔使召喚]です。
[魔使召喚]は操作系と生成系の中間にある極致。自立した魔法生物を[生成]し、自身の指示によって[操作]します。
指示がざっくりでも魔法生物側で考えてやってくれるのが楽なところですねぇ(今回の指示は「行け」。ざっくりしすぎでは……)。
魔法の極致、本編ではもう一つ出てきます。
それが付与系と生成系の中間の極致、[魔装展開]。
ヨープさんとリコさんが使ってたやつですね。
この極致、努力で使えるようになるものではありません。
使えるか、使えないか、生まれた時点で決まってしまっています。
魔女達にそれぞれある[得意魔法]、これが三系統の中間にあると極致が使える……可能性があります。多分。
そこから先は努力が必要ですが。
なので今代の十二支(と言うか魔女全体)で極致が使えるのは上記三名(セルフランセ、ヨープ、リコ)のみ。
もう一つの極致については、現状誰も使えません。
なかなかのレアものなんですねぇ〜。
話は変わってカイコとヘイファー。
なんか説明しそびれてしまいましたが、カイコは元々ヤマタミの部隊員。
そのヤマタミが負傷、部隊員の多くはそれぞれ別の部隊に回されています。
最終戦ではヤマタミも復帰しますが、カイコはヘイファー部隊のまま。
ヘイファーは「カイコさん心配」
ヤマタミは「キヌと仲良かったカイコは私のこと良く思ってないだろう」
二人の合意のもと、移動が決定したらしいです。
45話〜最強の十二支〜
十二支最強[シャーテリア]が登場する今回。
先ほどの話に出ていた[極致]、シャーテリアはどれも使えませんが関係ありません。強さと直接結びつかないのが[極致]。ややこしいですね。
シャーテリア、初期プロットでは普通に敵。
結構直前まで敵の設定のままでしたが、突然(?)味方設定になりました。
確か十二支会議回描いてる頃もまだ敵設定だったような……
当時は「怠け者なので会議もサボる」ってつもりでした。
ですが
「登場渋った割に(敵のままだと)見せ場がない」
「強いので人間側に渡り合える奴がほぼいない」
「デザインは好みなので活躍させたい」
「好き」
などの理由で味方になりました。好きです、シャーテリア。
ちなみに[作中での生死]と[私からの好感度]に相関はない方。だと思っています。
面白ければよし。
ところで、ベアトリーチェがシャーテリアにかけた催眠魔法、あれは[攻撃不可]の催眠ですね。
催眠魔法はより有効になるよう、相手によって姿を変えます。
基本的には相手の過去をほじくるスタイル(書いてて思ったけどひどいな)。
シャーテリアさんは生まれつき周囲より強かった魔女。本人は手加減してても、周囲を傷つけてしまうことが多々あったんでしょうねぇ。
それが嫌で、争うこと自体も……
優しい子なんです。シャーテリア(大好きだなこいつ)。
46話〜ベアトリーチェについて〜
今回、ベアトリーチェが素手で攻撃魔法を放ち「素手で撃つもんじゃない」みたいなこと言ってますね。
素手と杖、特に優劣があるワケではありません。単純にどっちに慣れているかと言う話。画材に何を選ぶかと言うのと同じ(?)です。
これも流行り廃りがあるらしく、年上の魔女は杖持ちが結構多め。若い魔女は素手が多い感じです。
最近の流行りは素手ですよ、王様!
そんな王様ベアトリーチェですが、一つ描き損ねたエピソードが。
彼女の生まれた時の話です。
ベアトーチェは誕生(木から外に出る瞬間)と同時に周囲3 kmを攻撃魔法によって吹き飛ばしました。
これには魔女界も大慌て。森の中だったので、幸い人間に直接の被害はありませんでした。が、それでも大ニュース。人間に隠しきることもできませんでした(当時は誰も魔女なんて知らない)。
そこで魔女達は、被害にあったアメリカの大統領に接触。魔女の存在を公にしないよう要請したのです。
なので、本編開始時点で一部の人間は[魔女の存在]を知っています。
ツバメだけではなかったワケです。実は。
さて、本編について。
今回はジャクリーヌ、シャーテリアの二人が亡くなります。
私ジャクリーヌさんも好きなんですよ。
って言うか反逆組みんな好きですね。ジャクリーヌに、シャーテリア、カイコ、ヘイファーも。
好きだから反逆させたんでしょうか。反逆したから好きなんでしょうか。
哲学ですね(違う)。
47話、48話〜カラス達の学生時代〜
この辺りから月1更新が徐々に崩れていきます。良い方に。
じわじわと更新間隔が短くなり、最終的には週1になりました。
ページ数は同じままでです。
正気の沙汰じゃないですね。いや〜(照)
本編はカラスの話メイン。
カラス、ツバメ、メジロの話をしましょうか。
3人は中学からの仲。カラスとツバメは中学入学時点で親がいません。
二人は施設から中学に通っていました。大分仲良し。
メジロは成績がめちゃくちゃ良かったのですが、それが不良君の癪に障ります。一方的な暴力を前に縮こまるメジロを発見したのが、カラスとツバメの二人。
二人に助けられ、そこから仲良し3人組としてやっていくことになります。
ゲーセンにはよく行ってたみたいですね。ちなみにそれぞれの得意ゲーム↓
カラス:レースゲーム
ツバメ:リズムゲーム
メジロ:シューティングゲーム
高校、メジロは特待クラスみたいなとこに入ってます。優秀。
カラス、ツバメは普通クラス。カラスの受験勉強はメジロとツバメで面倒を見ていたんじゃないかと思います。青春ですね。
高校在学中もゲーセンにはよく行っていたと思います。
高校で出会ったカワセもたまに着いてきます。得意なのはプリクラ。
四人で撮ったプリクラ、たくさんありそうですね(いつか描きたい)。
さて、48話の方は鉤括弧回です。「任せろ」
アゲハの顔が良いですね(お気に入り定期)。
49話、50話〜ヴァルプルギスの夜〜
いよいよ最終決戦が開幕します。サブタイトルは[ヴァルプルギスの夜]。
このヴァルプルギスの夜、ある行事の名前です。
これです(急に説明を放棄しやがった……)。
ざっくりいいますと、
4/30の日没から5/1未明にかけて行われる、魔女のお祭りを起源にした行事(超ざっくり)。
[魔眼の魔女]本編において、研究所崩落&ミュンヘン陥落が4/12。
「最終決戦までの間隔は(メジロに武器を自作して欲しいので)二週間ぐらいかな〜」とか思っていました。
そんな時、魔女にまつわる催事としてこの[ヴァルプルギスの夜]を知ります。
そうです。
後付けです(後付けって言うのか?)。
4/30夜の祭り!? タイミングぴったしじゃーん!
と言うことでサブタイトルに採用しました。
運命感じちゃいましたから。ヴァルプルギスの夜。ドイツではヴァルプルギスナハト。響きがかっこいい。口に出して言いたくなります。
言ってみてください。ヴァルプルギスナハト。
ほらもう一回。ヴァルプルギスナハト。
……なんですかこのテンションは。
このあとがきシリーズが終わると、本当に[魔眼の魔女]が終わってしまう気がして筆の進みが鈍ります。
感慨深いものですなぁ。
本日はここまでです。あと数回、お付き合いくださいね。
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