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「魔眼の魔女」あとがき3 11~20話編

秋都鮭丸です。本日も「魔眼の魔女」振り返っていきますよ。

11話、12話〜詳細はアドリブ〜

まずは11話カラーイラスト

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メイン四人をでーんと並べる構図。
今後[○1話]では毎回この四人を並べる絵を描いてます。

なんでかって? なんとなくだよ。

さて、内容の話です。
アゲハ&カラス vs. ヘイファー
キヌ&ツバメ vs. ヤマタミ&クイナ
それぞれの戦いが決着します。

話の結末は決まっていても、かなりアドリブでネーム描いてます。「勝つ」ことは決まっていても「どうやって勝つか」は決まってなかったり。
キヌさんの死際のセリフとかはアドリブだったかな? 割と気に入ってます。その後もリフレインするし。

「細かいことは未来の私に任せる。だって今より成長してるでしょ?」の精神です。
お、意外といいこと言ったんじゃないか?
メモってくださってもいいんですよ。ほらほら。

13話〜カラスが寝込んでいる間〜

アゲハとカラスが運び込まれた村は、アゲハがかつて暮らした村だった、と言う回。

カラスは三日寝込んでからの起床ですが、アゲハは一日立たずに目を覚ましてます。それを踏まえてこちら。

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カラスに散歩に連れ出されて初めて、ここが故郷であることを認識するアゲハ。

これはつまりカラスが目覚めるまで、アゲハは外を出歩こうとしなかったと言うことです。

ふ〜ん。へ〜。

ちなみに本人にそのことを聞いたら多分こう帰ってきます。

「私一人で襲われたら身を守る手段がないだろう?」

ふ〜ん。へ〜。

14話〜魔眼発生条件とカグヤさん〜

ここからアゲハの過去編に突入です。
アゲハを拾った夫婦の姓は[基並](キナミ)。彼らに拾われたアゲハは、基並アゲハと名乗ることになります。
この名前は、キアゲハとナミアゲハ、日本で見られるアゲハ蝶の名前からとってます。ちなみにナミアゲハの幼虫が好むのは柑橘系であるミカン科の植物。カラスの姓[橘]はここからきてたりします。

ちなみに全部wiki知識。
間違ってても吊し上げないでね。こっそり教えて。

それからしばらくして、アゲハの[父親]は戦争で亡くなります。アゲハが争いを嫌う根元はこの辺にあったりなかったり。

同時期にアゲハの目は徐々に[魔眼]へと変化を進めます。ここで[魔眼]の発生条件のお話。

アゲハは生まれつき魔力が少ない、言っちゃえばクソ雑魚魔女でした。生まれたことが[魔女界]に認知されないレベルの魔力。そんなこんなで人間に拾われます。
普通の魔女であれば[魔女界]に連れていかれ、魔女に囲まれ育ちます。生まれたての魔女に足りない魔力を、周囲の大人魔女が漏らす魔力で補いながら成長するはずなのです。実は。
ところがアゲハは人間に育てられます。ただでさえ魔力が少ないのに、周囲から補うこともできない。このままだと生命の危機。とにかく魔力が欲しい。

この状況が[魔眼]を発生させる条件となります。

「魔力不足で命の危機」が魔女の魔眼発生条件なのです。火事場の馬鹿力的な(?)。

そりゃ[始まりの魔女]も魔眼持っているはずですよ。自分以外に魔女がいないところからスタートですからね。

となると疑問が一つ。アゲハと同様に人間に育てられたにも関わらず、魔眼を持たない魔女がいます。
今回で登場するカグヤさんです。

カグヤさんは後に単発で投稿した漫画「弱竹の魔女」主人公。

彼女もまた、人間に育てられた魔女です。
しかし魔眼発生に至らなかった。その理由は……

魔力が多い、強い魔女だったから。

15話でも十二支と渡り合う描写がありますが、カグヤさんは上から数えた方が早いレベルの実力者です。
元から強い奴に魔眼はいらない……。

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そんなカグヤさん初登場シーン。左上表札に注目。
ちゃんと[基並]って書いてありますね(あっそこに戻ってくるんだ)。

15話、16話〜見え始める、最終地点〜

15話サブタイトル「忌まし目」、気に入っています。カッコよくない?

さて、[魔女の王]顔見せに[催眠魔法]の存在、さらには魔眼封印の経緯と、最終決戦までの布石をバンバン打ち始めた印象です。
人間側の組織もついに動き出します。[魔女狩り部隊]はアゲハを戦力として確保する目論見。この辺、結構不穏な感じですね。ツバメの顔とか。

一方魔女側では、催眠魔法の浸透が末端まで行き届いていることが明かされます。

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初めから催眠魔法を疑っていたシェルさんも……

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あっさり催眠されています。

催眠魔法の存在を知ったカイコは、ここから迷いが生まれるワケです。
我が身可愛さに王に従うフリをするか。
危険を冒して催眠を解く術を模索するか。

ほんとカイコちゃん追加してよかった……(n回目)。

17話、18話〜「魔眼の魔女」における魔女っぽさ〜

キプリンギに助けられるカラス達。
キプリンギのキャラデザイメージはずばり[the 魔女]

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とんがり帽子に鉤鼻、細い指先に長い爪、顎の尖ったローブの老婆。あ、耳も尖ってた。

ローブの老婆

(これが言いたかっただけだけど、この服ローブと呼んでいいかちょっと怪しいね)

15話でも十二支達が被っていますが、黒いとんがり帽子は魔女界における正装。一定の役職の魔女は皆被ります。
エンドロールのアゲハとカイコも被ってますね。これを被ると一気に魔女感出ます。

ところで、魔女の使い魔としてよく使われる動物と言えば、黒猫やカラスです。
そう、カラスです。
カラスですよ、使い魔。

「魔眼の魔女」における、数少ない魔女っぽさの一つですね。魔女の力を借りて闘う主人公カラス。
(ちなみに気付いたのは命名後。よくやった過去の自分)

[魔女の王]の得意魔法が催眠魔法って言うのも、魔女っぽさと言えば魔女っぽさでしょうか。いや違うか。わからん、「魔女っぽさ」

19話〜戦闘シーンっていいよね〜

この回は個人的に印象に残っています。
戦闘シーンにググッと力を入れ始めたのがこの回だった気がするからです。

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キャラの黒塗り部分を線で描いたり、集中線をとにかく使ったり。

やっぱり戦闘シーン、描くのも見るのも好きですね。買い集める漫画は大体戦闘シーンがあります。心が少年なだけかもしれませんが。

動きのある絵、描いていきたいですね。難しいですけど。
練習あるのみです。頑張りましょう。
(誰に向けての頑張りましょうなんだ)

20話〜キヌのこと、誰から聞くか〜

カイコとアゲハが再会する回。
カイコの口から、キヌさんの訃報を知らされるアゲハ。

ここで重要なのは、カラスは気絶中と言うこと。
二人の会話ももちろん聞いていませんし、[キヌ]と言う魔女がアゲハの知り合いであることも知らないままです。
後にカラスはツバメから、キヌさんの存在と死を知らされるワケです。

このアゲハとカラスの「相手が[キヌの死]を知っていることを知らない」状態、なんかいいですよね(なんの話?)。

カラーイラストの話に移りましょう。20話のカラーイラストはこちら。

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個人的にめちゃくちゃ気に入っている絵です。アゲハの顔がかっこいい(当社比)。

メイン四人から二人選出して、背中合わせにするイラストを計4枚描きました。これら全て、○十話に当てています。

[アゲハ-カイコ]→20話
[カラス-アゲハ]→30話
[ツバメ-カラス]→40話
[カイコ-ツバメ]→60話

内容もカラーイラストと違和感のない話になるように。意外と細かいとこ調整して頑張ってました。偉いぞ私、褒め称えよ。

さて、今回はここまでです。
なんだか今までより長くなってしまった気がします。気のせいですかね。
またお会いしましょう、それでは。


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