「魔眼の魔女」あとがき2 1~10話編
お久しぶりです鮭丸です。今回から「魔眼の魔女」1話づつ振り返っていこうと思います。
1話〜初期構想にカイコちゃんはいなかった〜
まずは記念すべき第1話から。
今見返すとあれですね、絵が荒い……笑。
でも好きな構図とかはありますね。カイコが飛んでくるところとか、魔障壁出すシーンとか。
あと右利きのカラスくんが左手で殴ってる手加減描写とかやってますね。偉いぞ。
1話で出てくる名前ありのキャラ、アゲハ、カラス、ツバメ、カイコ。この4人が「魔眼の魔女」のメインメンバー。的に扱っていました。
ところが恐ろしい裏話。初期プロット、というか骨組みの段階においてカイコちゃんは存在しなかったのです。
あとがき1のとき、カイコちゃんデザインの話をしていないのはそういうこと。カイコちゃん不在の状態で結末までの骨組みが決まっていました。
じゃなんでカイコちゃんはできたのか。
そもそも構想段階では、メインメンバー4人としてカイコちゃんの代わりにキヌさんがいました。しかしこのキヌさん、驚異的なスピードで死ぬ……。
「キヌさん死後も魔女側を映す視点が欲しい……」
そうして生み出されたのがカイコちゃんでした。
デザイン的にはアゲハの対。隠す目も逆側、似たようなコート、スカート、ブーツ。
元々1話ではモブ魔女を殴る予定でしたが、カイコちゃん追加により変更。今では本当に、追加してよかったと思っています。最後も頑張ってくれましたし。中盤も頑張ってました。MVPあげたい。カイコちゃん。
1話についてっていうかカイコちゃんについてになってました。すまん。
2話〜カラスはヤマタミと会ってない〜
内容的には完全に繋ぎ回。魔女と人間の時間感覚のズレとかが、アゲハとカラスの会話でなんとなく出てたりしてます。アゲハがルーズなだけかもしれませんが。
2話で登場する人物といえば、十二支ヤマタミ。
アゲハの眼を封印した張本人であり、敵幹部最初の一人。
割と因縁ありそうな相手ですがカラスとは一回も会っていません。
戦わないどころの騒ぎじゃない。一回も会ってない。
ツバメとの因縁が強すぎたんでしょう。それはそれでよかったのかもしれません。多分。
3話〜アゲハと割り箸〜
サブタイトルは[大多数]。これは英語の[majority]魔女(マジョ)リティとかけています。
……だからどうっていう話ではありません。
でもこういうこだわりしたいよね。そして小声で教えたくなるよね。ごめんね。
3話はラーメン回(?)。
アゲハは幼少期日本で育てられたため箸の使い方はわかっています。普通の魔女だと無理でしょう、多分。キヌさんは練習したのでいけます。
ところがアゲハが日本で暮らした時代には割り箸がなかった……なかったよね?
(現実の歴史に照らし合わせると多分あります、すまん)
でも「魔眼の魔女」世界は現実世界とは異なる歴史を歩んでいますので(無敵)。
だって現実世界に魔女はいないでしょ! ……いないよね?
4話、5話、6話〜アン&ティスリア戦〜
初めてのまともな戦闘回。
4話冒頭でフロエルちゃんが地味に初登場してますね。
5話からはこれまでと大きく違います。何が違うかと言うと……。
ペンタブです。ペンタブを買い換えました(キャプションでも言ってる)。
筆圧感知機能がつきました。
筆圧感知最高ですね、もうない頃には戻れない。
筆圧感知を利用した絵です。アゲハの髪の感じがいいですね。
そういえば、キャプションに毎回謎のポエムがついてます。
投稿時に適当に考えるのが基本ですが、たまにちゃんと考えたりします。
5話のキャプションポエム
--背中合わせの、崖っぷち--
割と好きです。
戦闘後、アンとティスリアは機動隊員に捕獲され地下深くに幽閉されました。
当然波紋の鐘の音は聞こえていないので、69話時点で催眠は解けてないです。
後日鐘の音を聞かせにドイツに連行されました。シュールですね(?)。
7話〜出演一コマの十二支秘書〜
魔眼、魔法、魔女について色々説明した回。
魔眼については、アゲハ自身もわかっていないことが多いので曖昧な感じ。魔眼の仕様とか、発生条件とか設定はあるのでそのうち書こうと思います。
ちなみに、この回だけの出演となった魔女が一人。
スクローファさんです。
ヘイファーの十二支秘書。
十二支秘書に選ばれる魔女は2パターンあります。
一つは次期十二支候補。有望な若手に十二支の仕事を間近で見せる目的。
もう一つはベテラン魔女。十二支ほどの実力はなくても、人生(魔女生?)経験豊富な魔女が新米十二支を支えるスタイル。
スクローファさんはまさに後者のタイプ。
ヘイファーはアゲハ、カイコと同期の魔女。
若手でありながら十二支に抜擢された期待のホープなのです、実は。
ヘイファーを支えるスクローファさん。
後でまた出そうと思っていたのですが、なんかタイミングを失ってしまいました。すまん。
8話、9話、10話〜ヘイファーは焼肉〜
アゲハ&カラス vs. ヘイファー
キヌ&ツバメ vs. ヤマタミ&クイナ
二箇所でそれぞれの戦いが始まります。
お気に入りのシーンはこれ↓
ヘイファーの強キャラ感がだせてる気がします。
ちなみにヘイファーは十二支の丑がモチーフ。
牛で炎……そう、
焼肉……。
彼女が両手に持つ棒状の武器は、箸イメージ。
お腹空いてきましたね。
10話のカラス、「炎はゴリ押しでなんとかなる」って言ってるのじわじわきます。
ならないと思う。
本日はこの辺りで。
70話ある話を1~10話で区切ったと言うことは、最低でも7回やってやろうと言う魂胆です。
またお会いしましょう、さようなら。
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