「魔眼の魔女」あとがき5 31~40話編
お久しぶりです、鮭丸です。少し間が空いてしまいましたが、引き続き「魔眼の魔女」、振り返っていきたいと思います。
31話〜潜入魔女! 白鳥くん!〜
まずはカラーイラスト
全員が目を隠す、雰囲気のある絵になりました。お気に入りです。
本編では、白鳥が怪しいムーブをかまします。
まぁ、おかしいことは何も言ってないです。
ただ、後に明らかになりますが白鳥は変身して潜入した魔女。
[魔眼の魔女]アゲハと協力し、実際に多くの魔女を退けたカラスを警戒しています。なるべくアゲハから遠ざけたい……
そんな思惑からの発言。
彼(彼女)のこと、もうちょい掘り下げてもよかったかなぁと思いますね。
念話魔法(テレパシー)の発信と変身魔法の両方が使える、スパイ特化の貴重な魔女ってこととかを。
32話〜いざ鎌倉〜
研究所に海外からの客人が来る回。
ちなみにセリフですが、縦書きが日本語(読み通り)、横書きが英語(の翻訳)というつもりで書いています(たまに忘れる)。
割とよくある手法ですよね。……ですよね?
オーストリッチ大佐は簡単な日本語しか喋れません。ジャクソン中佐は日本語もいけますので通訳係の側面もあったりなかったり。
「いざ鎌倉」(さぁ一大事だ)だけはなんとなく知ってた大佐と、それは知らない中佐。ドンマイ大佐……
33話、34話〜[「助けて」]と[助け合う]〜
研究所襲撃編が始まっています。
色んな場所で色んな人が色んなことをやっていますね……
私自身も把握が大変だなぁと思っていました。
作者でそうなら読む人はもっと……
と思って研究所襲撃編は毎回、簡易マップをくっつけました。
こういうの。役に立ちましたかね?
そんなこんなの中ですが、34話のサブタイトル[助け合う]は1話サブタイトル「助けて」を意識したもの。
アゲハとカラスの立場が逆転、カラスがアゲハに助けを求めることになります。
なんかこう、いいですよね。こういうの(語彙力)。
35話、36話〜フロエルの話〜
魔女フロエル。
ヤマタミの十二支秘書だったクイナさんが戦死したため、その後釜として期待されていました。
健気な感じで好きです(告白)。ビジュアルもお気に入り。
フロエルに関しては「ヤマタミをゴトウから逃す役」以外のことは決めていませんでした。「この子どうなるのかなー」って他人事のように思っていたのをよく覚えています。
彼女の顛末について正直に申し上げます。
なんとなく流れに任せていたら死んでしまいました。
いや本当に。
なんなら「何十年後こんなビジュアルかなー」とか考えてたんですよ?
生存前提で。
でも彼女は研究室襲撃に参加してしまった。そしてツバメに目を付けられてしまった……
キャラが勝手に動くっていう話、「そんなわけないやろ」って気分になっていましたが、全然ありました。
特に[その先で重要な役割のないキャラ]とかめっちゃ勝手に動く。というかあれか、[重要な役割があるキャラ]を押さえ付けてしまっているのか。
うーん、難しい。
でも、そこが面白いところですよね。
とりあえずフロエルには謝っておきましょう。ごめんね。
37話〜ウカイの話〜
フロエルとはある意味逆なのがウカイくん。
彼は[研究所で死ぬ]ことから逆算して作ったキャラでした。
彼の死が、サギヌマの心に大きく影を落とします。
最終決戦[ミュンヘン奪還作戦]でのサギヌマの立ち位置も、ここで決まった感じですね。
そういえばサギヌマ、初期構想だともうちょい出番あるキャラの予定でした。
彼は、[魔女狩り部隊]内におけるツバメの相方枠としてデザインしていました。ので、パーツがなんとなくカラスに似てたりします(眉毛の形とか、でこ見せる髪型とか)。
この時点でサギヌマの最後の見せ場もほぼ決めていたくらいです。
ところがツバメとカラスの合流が思ったより早い。
「サギヌマがツバメにしてやれること、なくなっちゃったな」ということで脇の方へと引っ込んで行きました。尺の都合だ。すまんな!
(せっかくなので最後の見せ場だけは予定通りにやりました。良かったな!)
あれ、いつの間にかサギヌマの話になっている……
とりあえずウカイにも謝っておきましょう。ごめんね。
38話、39話〜駆け抜けろ、首都高〜
車に乗りながら色々するこの辺のシーン、首都高に乗っている際に思いついたシーンです。
電車の車窓から外を眺めて、忍者を走らせるアレと同じ要領ですね(伝わってますこれ?)。
車内から研究所を確認した時の会話、お気に入りです。
ドライバーくんがいいですね。彼は本編終了後も元気に首都高を走っていると思います。
あとこの車の天窓。サンルーフとか言うらしいですが、最近全然見ませんね。色々不便な点があるみたいです。
このサンルーフから飛び出すの、なんとなく憧れていたのでカラス達にやってもらいました。危ないので真似しないでくださいね(できねーよ)。
それからカラスとアゲハが研究所に飛び込むこのシーン。
お気に入りですね(言うと思った)。
40話〜RPG的4人パーティー〜
背中合わせカラーイラストシリーズその3。
カラスとツバメの共闘、そして40話と言う区切りのいい数字、この回にぶち当てられてほっとしてたような気がします。
振り返って見ますと、ツバメの顔、と言うか目がだいぶヤバイですね……。
前衛のカラスとツバメ、参謀にメジロ、メジロの保護とサポートにアゲハ。
この戦いのパーティーめちゃくちゃ好きです。いい感じに格上を食えそう。
RPGとかは4人パーティーが多いですよね。その点でも非常に良い。ボス戦って感じです。
いやーいいなぁ。
……あとがきってこんな感じでいいんでしたっけ?(今更?)
なんだか不安になってきましたし、本日はこの辺りにしましょう。
それでは!
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