今敏作品をみんな見てくれ！

皆さんはアニメを見るとき、どんなとこに注目します？私はあんまり誰が出てる、作ってるとかでは見ないんですが、一本見たあと、この監督の作品、他にも見てみたいとなった作品があるんですよね。それが今敏さんですね。なにがすごい、なにがいいのかぜひ、知ってください。

実は、今さんの作品自体はそれほど多くないんですね。パプリカや東京ゴッドファーザーズ、PERFECT BLUE、妄想代理人なんかは有名ですが、これらの作品、全て共通点があると思っていて、それは、全て非常に現実ぽい事実をうまくフィクション化していると思うんですよ。例えば、一番好きな東京ゴッドファーザーズを取りあえげてみると、家出問題、ホームレスの日常、バックボーン、それを取り巻く問題、どれも実際にある問題をうまくフィクション化して、かつ、夢のある味付けをしているんですね。これがこの監督、どの作品も見事なんですよね。あと、人物が妙にリアルなんですよね。いそう～ってなるような、現実感がものすごく強い。この辺がすごく好きなんですよね。

東京ゴッドファーザーズをクリスマスが近いのでもっと深くおすすめしていんですが、今、Netflixで見ることができるのでぜひ！なんですが、上で上げた以外にも他にいいポイントは無数にあって、メインキャストが３人なんですが、それぞれのロールが明確に分かれていて、話が進むにつれて、関係性が少しずつ変化するのがまたいいんですよね。日本のホーム・アローンみたいな感覚がありますね。で、なんですが、ここまで有名作品が少ないなと思ったかと思うのですが、ものすごくいいアニメばかり作る方なんですが、なんと、かなり若くして亡くなっているんですね。そのため、かなり作品が少ないんですね。で、パプリカにも触れておきたくて、これ、筒井康隆作品なんですが、実写化してたら間違いなくネットのおもちゃになっていたと予想されるんですが、めちゃくちゃ精密に、完成度高く作られていて、アニメ映画としても比較的見やすい出来なので、好きな映画の１０本には入れたいすごい面白い映画なんですね。

こんな感じで結論として、分析できる範囲が狭くなる、難しい作品なんですが、なぜか、見ると万人受けするようなよくわからない作風なんですが、本当にいいんですよね。ぜひ、一回見てほしいです。おそらく、面白いけどわからない、そして、惹かれるという感想を誰もがもつんじゃないかなぁと思います。