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1-Case1 人事異動による部署間の相違

一番最初の題材はよくある人事異動についてです。
状況を読み取りながら、皆さんならどのようにアドバイスするでしょうか。
コメント欄に御記載いただいても構いませんし、メールなどでいただいても構いません。交流しながら作り上げられるコンテンツにしていきたいと思います。

■参考リンク

登場人物・異動に納得できない!不満による退職を避けるべき理由(キャリアパーク)
人事異動は拒否できる? 若手が知っておくべき異動トラブルと対処法(キャリアコンパス)
人事異動、なぜ希望は通らない?(日経BP電子版)
「僕がいなくなったら職場のみんなが困ります!」人事異動を拒否する自己チュー部下を納得させる方法(DIAMOND on line)

登場人物

本社配属から、東北支社(仙台市青葉区)に異動となったケースAさん:モチベーションが上がらない主人公
Jさん:Aさんの上司
元上司
先輩
後輩

本社配属から、東北支社(仙台市青葉区)に異動となったケース

Aさんは新卒入社4年目。採用時に本社配属となり東京の新宿区を中心に法人営業を行っていました。4年目の4月から東北支社への異動が決まり、9月のシルバーウィークで東京の実家に帰った頃から様子が変わり始めたことに上司(以下:Jさん)が気づきました。だんだんと元気がなくなり、笑顔が消えて行きました。現在は11月です。

以下、チームの方へインタビュー

上司のJさん

「本社にいた時は、新入社員研修の時に初めて会いましたが、その時から元気で明るく、いつか一緒に仕事してみたいなと思いました。本社配属期間の3年間も、新規顧客獲得の泥臭いテレアポや飛び込みにも前向きで、ノルマも達成したりしなかったりを繰り返す、自分で課題解決できる子と期待していました。Aの本社時の上司が私の同期で、一緒に飲んだ時にはよく彼の話をしていました。私の同期の上司が言うには、”彼は首都圏ではやっているけど、どうしても人のつながりを浅く見る傾向がある。地方へ行って、ビジネスライクな交渉だけじゃなく、人脈や口コミなどの紹介をもらえる人望の大切さに気づいて欲しい。だから次の異動でお前面倒見てくれないか?”と言われました。
 新人の時から注目していて、結果も出していて、次の課題も明確な若手を育てたいと思ったのですが、なかなかうまくいきません。
 対策として、一緒に飲みに行ってアドバイスしたり、チームのメンバーから励ましてもらったり、その当時の上司(私の同期)からアドバイスしてもらったりと、みんなでフォローはしようとしているのですが・・・」
Aさんの先輩(東北支社3年目・入社8年目)

「異動して来た時から、元気で明るく、おとなしい東北支社に刺激をくれるような期待感がありました。一方で、”スマートなやり方をする東京の意識高い系”のような印象もありました。ただ、実際は話してみると気さくで、人のことを否定しない付き合いやすさがあり、プライベートでも一緒に遊ぶことも多いです。
 仕事に対しても前向きで、引き継いだ企業について担当者の特徴や、会社の課題など、仮説をもって聞きに来てくれるので結果が出ないことが不思議なくらいです。いつも”俺が新人の時よりすごいよ!さすが本社で経験してきただけある!”と褒めてはいるのですが、響いているのかどうか。」
Aさんの後輩(東北支社1年目・入社1年目)

「僕は新卒で4月の研修を終えてGW明けから東北支社に来ました。僕は神奈川の横浜出身です。A先輩の方が4月に異動して来たばかりとは思えないほど東北支社の方とも仲良いように見えました。むしろ、東北支社の長い方の方がAさんを尊敬というか、いろいろ聞くというか、慕っているというかそんな感じです。
 月1回くらい飲みに連れてってもらっているのですが、9月に僕の相談に乗ってくれた時にAさんは”本社と支社はやり方が違うことをすごく感じる。でもそれって、本社と支社っていう上下関係じゃなくて、東京と仙台っていう地域の差だと思うんだ。その点で企業の方にも東京出身というレッテルのような疎外感を感じるけど、東京のような損得じゃなくて、地方のあったかみなんだろうな”と言っていました。」

 さて、いろいろなアドバイスはあると思いますが、もしあなたがモチベーションマネジャーとしてアドバイスするなら、どんな切り口からアドバイスしますか?

 次の記事で、理論と実践を行います。是非、ご購読ください。

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