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最終プレゼンを終えて CVRさち

2020.3.14 さち
こんばんは!
実はプレゼン後、すこぶる体調を崩してしまいまして
更新が遅れてしまいました💦
すっかり元気になりましたので…ワンテンポ遅いですが、最終プレゼンのお話をしていきます。

今回のnote、今までで1番本音で、感情をあらわにしております。お見知り置きを。

それでは始めます‼︎

最終プレゼンの感想
午前中は、秋田林業ホームにてプレゼンを行いました。
この日のために、伝えたいことを考え抜いてきました。どういう言葉を使ったら伝わり易いか、分かり易いか…。沢山考えました。
私は文章を作る事が好きですが、今回ばかりは【1ヶ月の集大成】のため、なかなか進みませんでした。
けれど、とにかく【伝えたいこと】を【素直に】表現しようと思い原稿を作りました‼︎

原稿の構成
まず、プレゼンの導入部分として必ず入れる“アテンションゲッター”(聞き手の興味を掴む)では、
聞き手に「お?!面白そうだ!」と関心を持ってもらうために、【質問】を投げかけるようにしています。

前回は、「社内コミュニケーションの活性化はなんだと思いますか?」という質問を投げかけました。
人はなにか問われると、少しは考えますよね🧠

今回は最終プレゼンなので、
「私たちが初めて秋田林業ホームに来たときのことを覚えていますか?」
という質問を冒頭に投げかけました。
こう問われたら、『そう言えばどんな印象だったかなー?』と、脳内で思いを巡らせてくださるはずです。
それが狙いです。
こう問いかけた後は、私たちが秋田林業ホームに対して感じた印象を、1ヶ月前と今との変化という形で述べました。

この自然な流れで、私たちのプレゼンにのめり込んでもらえるようにしたのです。

このようなプレゼンの知識は、大学で学びました。
こうやって実際に使うことができると、“勉強しておいてよかった”という気持ちになれます☀️

秋田林業ホームの印象の違い
冒頭部分で伝えた、秋田林業ホームの印象の変化についてお話しします。
1ヶ月前に秋田林業ホームへ行った際、第一に感じたのは“お堅い”という印象です。
会社というものに初めて足を踏み入れ、なにも知らない状態だったからこそ、こういうマイナスな印象を持ったのだと思います。
私たちが社長と話している際のお茶出しの風景や、朝礼での風景を目の当たりにした際、こういった印象を実感しました。

しかし、1ヶ月たった今。そんな印象は大きく変化したのです。
まず、“仲が良い”という印象を持ちました。
というのも、小規模だからこそ距離が近かったり、地元の話ができたりと、社員の皆さんの仲の良さを感じることが多々あったからです。そんな素直な印象を伝えることで、皆さんの“気付き”となれば良いなと思いました。

成果物として
そして、1ヶ月間の成果として、
【私たちが秋田林業ホームに残すのことできるもの】
についてお話ししました。

私たちはこの1ヶ月間、1番初めに立てた目標である

①私たちがいなくなっても継続することのできる仕組み
②私たちがいなくなっても社員の皆さんが自主的に改善できる仕組み

この2つを達成できるよう、提案・実行してきました。

私たちは、いわば1ヶ月限定での経営革新を行っているわけで、私たちがいなくなって仕組みが続かないようならば、提案する意味はないと思ったからです。
加えて、社員の皆さんが改善しようと思える提案、つまり“意識の向上”が可能な提案にしようとも思いました。

この目的を踏まえた提案としては、3つあります。

情報共有その1
インタビューをしていた中で、
“情報共有”に関する生産性のなさが伺える回答が多々ありました。
情報共有をした、してないだとか、
情報が回ってくるのが遅い、だとか…
皆さんが情報共有に関して不満を持っていることが分かったのです。

そして、インタビューをさらに深くしていった中で
【お客様情報】が共有できていないことが分かりました。会社にとって、お客様は第一に大切ですよね。
なのに、お客様情報すら全員が把握できていない状態に異常を感じました。

福利厚生などを整える以前に、お客様に対する意識を整えるべきだと思ったのです。
なので、私たちは【必要最低限のお客様情報】の共有を提案しました。
ここでいう“必要最低限”とは、来店が事前に分かっているお客様のお名前です。

来店予約した際のお客様の名前を、welcomeボードを用いて共有することを提案しました‼︎
こうすることで、社員は自分の担当以外のお客様の名前と顔を一致させることができ、対応力が上がるはずです。
さらにお客様は、自分の担当以外にも覚えてもらっていたら、好印象や安心につながるはずですよね。

実はこの案は、私たちの体験から生まれたもので、
私たちが他社回りに行った際に、実際にwelcomeボードでの歓迎を受けたのです。
その時に、非常に嬉しい気持ちになったと同時に、
“お客様に対する歓迎の気持ち”の大きさが伺えました。

ライバル社に行くということは私たちだからできたことだと思います。
そんなときに、提案のヒントをも得ることができたのです‼︎

情報共有その2

インタビューの中で、“サイボウズのおかげで楽になった”という声もあがりました。
サイボウズとは、社内でスケジュール等が簡単に共有できるクラウドツールのことです。

そのときに、この意見を生かした案を作ろう‼︎と思ったのです。

そんな中生まれた案が、
【サイボウズに会社内の全ての文書を一括保管する】というものです。
店舗が二つあったり、上に本社があったりと、
どこになんの書類があるのかわからないという状況が続いていました。
会社にとって、書類は大きな役割を果たします。
なのに、全員が書類の場所を把握できていない状態は宜しくないと感じたのです。

サイボウズに一括で保管してしまえば、
どこになんの書類があるか誰でも分かります。
特に、新入社員等初めてのひとでも、
場所が一括されていれば簡単に使えるようになるはずです。また、物理的に離れた場所の共有も楽になります。

ということで、こちらの2点を提案しました。

そして‼︎こちらの提案は、社員の方から
「そういう考えはなかった、すごく便利だね、良いね」などと褒めていただきました。
さらに、welcomeボードに関しては、「私がやる!」と名乗り出てくださった社員の方もいました。
すごく嬉しかった。思いが伝わった気がして、成果として現れた気がして。達成感があふれました。

パンフレット
次に、パンフレットです📚
社員全員の強みや、社員への言葉をまとめたパンフレットを作成し、コミュニケーション活性化に繋げようと考えました。

そのため、社員のプロフィールとしてアンケートを配布していました。
しかし、色々とありアンケートが回収できませんでした。
このとき、私と葵で【パンフレットを作るか作らないか】とても迷いました。
1番モチベーションが下がったし、葵とも空気が悪くなってしまった時期と思います。

だけど、私たちは諦めませんでした。
というより、諦めなかったのは葵のおかげです。
須田さんも言っていたように、私は【結末を焦る】ことが多々あります。今回もそうで、【諦める】という手段が何度も脳裏に霞みました。
そんなとき、葵はいつも立ち止まり、『それでいいのかな?』ときちんと考えてくれました。
私が考えられないとき、かわりに考えてくれるのは葵です。そう思うと、私たちは本当によい関係だったなと思います☀️
お互い出来ないことはあるけれど、きちんとお互いで補完していたように感じます。

葵のおかげで、形を変えてパンフレットを作成することになりました。
というのも、私たちが【社内コミュニケーション活性化】のために1ヶ月間してきたことをメインに、重ねて社長の思いやプロフィールを掲載することにしたのです。

この発想を聞いたとき、『なるほど』と思いました。
過程を大切にすることに、気づけたのです。

結果的に、パンフレットは完成しました‼︎
こちら、すごく好評でした。渡した瞬間、社員の皆さんの顔がパァッと明るくなって、笑顔になって。
すごくすごく嬉しかったです。
作ってよかった、間違ってなかった、そう思いました。

インターン生への対応力向上
こちらも、インタビューにて
“インターン生にどう接していいか分からない”という声が挙がったので、
それを逆手にとって【私たちだからできることをしよう‼︎と思い、インターン生への対応力を上げる提案を作りました。

それは、現場見学やモデルハウス見学に社員が連れて行ったら、インターン生がその対応がどうだったか、アンケートに答える【フィードバック制度】です。
こちらは序盤から好評だったので、実際に私たちを見学に連れて行ってくれた方全てに実施し、社長の許可もいただき、最終的に社内に保管してあります‼︎

次のインターン生がきたら、早速使ってくれたら嬉しいなぁ。相場さん、常務、山本さん、頼みました☺️⭐️

秋田林業ホームの変化
無事にプレゼンを終え、その後社長からお話があるとの事だったので、役員室にてお話をしました。

何を言われるのか、ドキドキしていたら

『本当によくやったねぇ。驚いたよ。』

社長から出てきたのはこのお言葉でした。
これを聞いた瞬間、涙が溢れてしまいました。

それに続けて、『想像していたよりもはるかに成果を出してくれた。この提案は全部すぐに実行したい』

とも言ってくださいました。
嬉しかった。社長というプロの経営者から、こんなお言葉が出るなんて、思ってもいなかった。

私たちがいたのはほんの1ヶ月。
それに、私たちはたった19年しか生きていない、会社の知識がまっさらな学生。
そんな学生に何ができるんだ、と思っていた方もいたかと思います。

だからこそ、不安がたくさんだった。
私たちが来たことをどう思ってるのだろう、と悩んだこともあった。大人の考えは難しいし、ましてや会社のことなんてわからない、と投げ出したくなることもあった。認めてもらえるなんて思ってなかった。

けれど、インターンをしていく中で
会社を変えようと努力する大人の姿を間近で見た。
相場さん、常務、山本さんを始めとするかっこいい大人の姿を見たのです。

私がもし同じ立場だったら、インターン生の声にきちんと向き合えるだろうか?
意見を聞いてあげられるだろうか?

確実に知識の量に差があるのにも関わらず、常に私たちに寄り添い、支え続け、導いてくれました。
だからこそ、そんな大人の方に恩返しがしたくて、何か成果を残したくて、1ヶ月過ごしてきました。

だから、社長のお言葉は本当に嬉しかった。

私、会社に貢献できたんだ。

そう思いました。

そのほかにも、常務や相場さんから
沢山の成果を伺いました。

確実に社員が明るくなった、だとか
何かあるたびに報告してくれるようになった、とか
成果以上の成果だよ、とか

全ての言葉が嬉しくて、嬉しくて、
達成感があふれました。

1ヶ月間、正直辛かったです。
笑っていることが多い私ですが、ストレスも沢山たまりました。諦めたくなったこともありました。

だけど、本当に頑張ってよかった、
葵と一緒に、同じ目標を見続けてよかった。

私たちを受け入れてくださった
秋田林業ホームのみなさん、本当にありがとうございました。

温かさに溢れた皆さんがいる秋田林業ホームは、
大好きな会社です。

帰るときの皆さんの優しい笑顔、忘れません。
この1ヶ月間も、忘れません。

私を成長させてくれた場所、
初めて社会の厳しさを体感した場所、
温かさに触れた場所、
かっこいい大人に出会えた場所、
そして、私もそんな大人になりたいと思えた場所。

それが、秋田林業ホームです。

ありがとう

そして、さようなら








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