【デジタルファッション】なにものでもない自分であっても知ってもらう方法【CC0の活用】
こんにちは。アキスケです。
近年、ネットを通じて誰でも自分のコンテンツをつくって、簡単ではないものの収益をあげていくことができるようになりました。多様な働き方ができるようになってきた、というひとつの側面と捉えることができます。
とはいえ、いざはじめるとなると一番最初にあたるのが認知の壁。これまで何者でもなかった自分がどんなに良いクオリティのコンテンツをつくったとしても、いきなり大勢の人へ届くことは情報発信ソースのアルゴリズムなどの関係もあって困難です。残念ながら見向きもされないと思ってまず間違いないでしょう。
では、どうするか。それでもいつか流れがくるのを信じてひたすら愚直につくりつづけるか。それともSNSなどを通してインフルエンサーに絡み自分の認知度を高めていくか。
いろんな方法があるとは思いますが、最近は次のようなものを利用することも有効な手段として注目を集めはじめています。
それは「CC0」というあらゆる権利を放棄したプロダクトを活用する、という方法です。
著作権による利益を放棄する宣言
「CC0」はクリエイティブコモンズゼロと読みます。
その意味は見出しにある通り、何らかのコンテンツの作者・所有者が「著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするもの」です。
もう少し分かりやすくいうと、CC0を宣言したコンテンツは方法・目的にかかわらず、誰もがどんな形であっても使用できる状態になります。商用利用も可能です。
ふつう、お金を稼ぎたいからといって自分でNIKEのジャンプマンロゴをアレンジしたTシャツをつくって販売したら逮捕ですよね。
しかし、原作者がCC0を宣言したコンテンツであれば、二次創作者がそれを使用してつくったコンテンツを有料で取り扱っても何ら問題はないのです。
より詳しくはこちらのサイトから知ることができます。
このCC0によって期待されるメリットの例としては
原作者にとって→たくさん使われて認知度が無限大に拡大する可能性がある
利用者側にとって→著名な作品を活用できて自分のステップアップのきっかけになる。
などが挙げられます。
たとえば、まだ有名でないストリートミュージシャンの人って、いきなり自分の曲から演奏しないで、まずはみんな知っている曲を演奏して聴いてもらえる空気をつくってから自分のオリジナルの曲を演奏するのが定番ですよね。それと似ています。
CC0を活用してデジタルファッションづくり
ということでここからはそのCC0を実際に宣言しているコンテンツを活用してものづくりをしてみました。
使わせていただくコンテンツはNouns DAOという今世界でもっとも有名なDAO組織の作品で、アイコンとなっているドット絵のメガネ。世界中多くのシーンで使われているCC0の代表格とも言えます。
ブロックチェーンやNFTの文脈では知らない人はいないくらいなので知名度は十分といっていいでしょう。
■Nouns DAOについて知りたいかたはこちら
Nounsをつかってデジタルファッション 【シューズ】
よく使っているZEPETO でシューズをつくってみました。
秋冬ということもあってベルベット素材のデータをアッパーに使用して作成しました。
アッパーの質感にしろ色の出方にしろ欲を言えばもっとこだわりたいところですけれど提出します。それでZEPETO内の審査にクリアすれば晴れてゲーム内で使えるようになります。
おわりに
今回は、なにものでもない自分であっても知ってもらう方法として、
CC0を宣言しているコンテンツの活用を取り上げました。
現実世界でもネットでも自分の想いや作品をだれかに届けるというのは地道で根気のいることです。いちがいにどれが正解というのも扱っているコンテンツとの相性とか、本人が置かれている状況や望んでいるステージによって異なります。
自分の表現したいことを誰かに少しでも届きやすくするためには、今回取り上げたように、みんながわかりやすいものから始めるというのはとても有効な方法と感じています。
今回は以上です。それでは、また。