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精神科やカウンセリングで何を話せばいいかわからない人へ

はじめに

様々な理由で精神科・カウンセリングを長い期間 通院していると 「どうでしたか?」という広い問いにいつもどう答えていいかわからずしどろもどろに答えて診察時間が終わってしまう事は何年も通院している私でもよくある事でした そんな診察の中で私自身が何を伝えるかを備忘録的に書いていきます
注意としてこれは精神科・カウンセリングを継続して受診している利用者の個人的な見解ですのでご了承ください

メモと日記

最も重要なのは「メモと日記」です この文章を読んでいる方々は せっかくの診察を失敗したくない慎重な人やコミュニケーションに悩みを抱えている人が多いと推察しています 限られた診察時間で自分の状況を伝えるにはその場で丸腰でいきあたりばったりで話すより事前の準備があった方が良いです そもそもコミュニケーションが苦手だったり悩みを抱えている中で精神科医やカウンセラーと話す事に難しさを感じているのは私も同じです ですので私は受診日の前日や当日の朝など事前に「何を話すか」を考えてメモを作っていく事が多いです つまり作戦計画を練っていくのです 事前準備を行う事で診察をスムーズに進めるようにします そのためにはやはり日記をつける事 または日々メモを残す事です 理想は毎日ですが一行でも良いのでその日の出来事・気持ち・体調などを記録し1週間1ヶ月を通してどんな変化があったかを可視化すると診察でそれを伝えれば格段にスムーズに進みます

1.体調の変化

私がまず最初に伝えるのは 食事・睡眠・精神 の部分での変化を大まかに伝えます 1日3食摂っているかや 過食気味なのか摂食気味なのかなど食事面が安定しているかは話します 睡眠についても睡眠時間やよく眠れているか いつも同じ時間に寝ているのか は伝えています 食事や睡眠に限っていえば計測アプリが多数あるのでそれを活用し変化を可視化するのも良いかもしれません 精神については精神科やカウンセリングでは本題となる話なのでここでは前回からの変化を大まかに伝えて具体的に困っている事は本題や終盤でもう一度伝えたりします 食事・睡眠・精神の部分で変化がなかったり伝える必要がない場合はシンプルに 体調が良かったか悪かったか 悪化したか改善したか 1週間を通して体調の波の振り幅や変化 安定しているのか低迷していたかなどを伝えます

2.出来事

前回受診してから当日の前日までの間の主な出来事を報告する事が多いです どこに外出したかや日常での変化など または何が出来て何が出来かったかなどを伝えます たとえば近所を散歩した話でもそれまで出来なかった事なら言います 逆にそれまで出来てた事や続けていた趣味の頻度が減ったり外出が減ったならそれも伝えます

3.悩み事

基本的な話題ですが コミュニケーションでの困りごと 体調の不調 家族・会社・対人関係での悩みなどを伝えます こんな事話しても良いものかと思ったりもしますが 悩みはその人にとっての哲学なので基本的にどんな小さな悩みでもカウンセラーや精神科医には伝えています

4.好きな事

極論ですが私自身は診察で話す事は結構なんでもいいと思っています 最近ハマっている事や昔から好きな事 昔やってた趣味など深刻な話をしたくない日は雑談だけする事もあります どんな変化があったかが大事なので好きな事の詳細な内容はあまりガツガツ言ってもしょうがないのでサラっとハマってます程度に留めて質問された時にその都度答えるようにしています

最後に

ここまで読んでそれでも診察で思うように話せるか不安 そんな時の最終手段はノートを見せる です 私は毎回ぐらい 手帳サイズのノートに話したい事を大まかに書いてそれを渡して見せながら診察を受けています ノートの中から話題を振ってもらえれば意外とある程度は話せたりします 診察は日常生活では意外と少ない自分の話をするという貴重な時間です その時間を有意義にかつ次の一歩を歩めるヒントになれたら幸いです
最後まで読んで頂きありがとうございました

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