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日本の現代建築

現代(戦時以降)

雑然とした町並みが特徴とも言われる今日の日本ですが、重要伝統的建造物群保存地区の選定や景観法の制定など、美しい都市・国土への関心も高まりつつあります。

都市の美観

都市の美観という発想は、大正・昭和初期の建築家の一部に見られたものの、戦時体制・戦後復興の中で、かつての日本にあった風土的な個性といえる伝統的な街並みや過去の優れた建造物の多くが失われてしまいました。

日本の現代建築のレベル

しかし、戦後復興、高度経済成長の中で、経済性・合理性優先の建築の需要が高まり、建築界は活躍の場を見出し、日本の現代建築のレベルは上昇したことから、その結果ともいえる日本の雑然とした町並みを肯定的に評価する意見もあります。

耐震構造技術

地震の多いことが日本の課題の一つでしたが、耐震構造技術が進み、鉄筋コンクリートの使用が一般的になり、かつての高さ制限も緩和され、超高層建築が建てられるようになり、各地にモダニズムの公共施設が建設されました。
丹下健三、槇文彦、安藤忠雄など世界的な評価を得る建築家も増え、この間に意匠デザインと構造設計の分離分業が進んだのもこの時期があったからと言えます。

参考資料


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