藤井二冠の戦型選択

こんにちは
藤井広瀬戦にみいいってしまって,興奮が収まらない好奇心旺盛なあがり症の秋山です

今日のテーマ藤井二冠の戦型選択で僕が怖いと思った3局を紹介したいと思います

1局目    棋聖戦 第1局

藤井二冠の初のタイトル戦の舞台,結構多くの人が角換わりの将棋を予想したと思いますが,結果矢倉でしかもレビューから先手で矢倉を選択したのは4局で完全に意表をついた

  2局目は棋聖戦決勝トーナメント準決勝

その対局で藤井二冠が先手番になって選択した戦型が角換わりだった。対戦相手の佐藤先生はその前に名人戦で4局全て角換わりで対局しており負けていた。

その結果踏まえて作戦を練って選択したのであるなら,試合巧者な人だと私は思う

そして今回の竜王戦2組ランキング戦 

全く予想していなかった相掛かり,ここまでの公式戦で一度も先手で指していない戦型でしかも勝ってしまった

ただこのタイミングで相掛かりを先手で持ってきた意味を考えると1つ引っかかるのは,対横歩取りへの対策なのかもしれない。藤井さんは去年11月に先手番を持って後手が横歩取りを選択され,2局とも負けている。自分が先手番を取った時に,横歩取りを選択されるケースを減らすためには先手でのレパートリーを増やすことを余儀なくされたと予想する

相手が誰であろうと自分は自分の将棋を指すのが藤井二冠の将棋だが今変わろうとしているのかもしれない,これからの戦型選択も楽しみだ

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