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【副業】不動産投資を考える 〜REIT(不動産投資信託)編〜

以前、不動産投資について紹介しました。

今回はREITの具体的な投資先をご紹介します。
私は楽天証券を利用しているので、楽天証券で取り扱っている銘柄での紹介となります。

1.【復習】REIT(リート)とは?

「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとった略称で、日本語では「不動産投資信託」

投資家から集めた資金を不動産に投資し、その賃料収入などから得られた利益を投資家に分配する投資信託で、証券会社を通じて、上場株式と同じように売買することができます。

不動産を購入となるとまとまったお金が必要でローンを組んだりしますが REIT であれば10万円以内の購入も可能です。
プチ大家さんとしてデビューも容易です。不動産の管理も自分自身でしなくて良いです。ポートフォリオの見直しは必要になってくるかもしれません。

また、脱炭素というキーワードをよく聞くようになりましたが、再生可能エネルギーに投資できるインフラファンドという金融商品もあります。
太陽光発電ですと、太陽光パネルを屋根に取り付けるということを考えますが、インフラファンドという選択肢が増えますね。
REITと同じで太陽光パネルの定期的な保守は自分自身でしなくて良いので管理は楽だと思います。

2.REITの投資対象

以下の不動産が投資対象になります。
・ホテル
・商業施設
・住居
・ヘルスケア施設
・物流施設
・オフィスビル

REITには1つの用途に特化した銘柄から複数組み合わせた銘柄が様々な種類の投資先を選択できます。

・単一用途型REIT
 →1つの用途の不動産を投資対象
・複数用途型REIT(複合型)
 →2つの用途の不動産を投資対象
・複数用途型REIT(総合型)
 →3つ以上の用途の不動産を投資対象

3.日本のREIT

Japanの頭文字をつけて「J-REIT」と呼ばれます。
インターネットで検索すると一番多く検索結果が出てくるのではないでしょうか。
日本にある不動産なので購入の為の下調べ等はしやすいと思います。

・ホテル
新型コ□ナでダメージを受けている分野ですが、元々日本は観光に力を入れていたのでアフターコ□ナで期待できる投資先ですね。
有名な「星野リゾート」も投資先にあります。
星野リゾート・リート投資法人

・商業施設
今ではどこでも見かけることができる、地方にも都心にも施設を構える「イオン」も投資先にあります。
イオンリート投資法人

・物流施設
アマゾンや楽天を筆頭にネットショッピングがなくてはならない時代になりました。それを支える物流倉庫に投資できます。物流施設のREITは利回りが低いですが、REITの中ではリスクが少ない投資先になります。有名商社の「三井物産」がメインスポンサーの銘柄があります。
日本ロジスティクスファンド投資法人

・複合型
景気によるメリットとデメリットを補うような分散投資ができます。
収益性が高い「オフィス」と景気に左右されにくい「住居」を組み合わせた銘柄があります。
NTT都市開発リート投資法人

・総合型
1つの銘柄で分散投資ができるので初心者向きともいえます。
学生の就職先人気ランキングで毎年上位の「双日」がメインスポンサーの投資銘柄もあります。総合型にも色々ありここはオフィス重点の投資先ですね。
日本リート投資法人

4.インフラファンド

・再生可能エネルギー
地球温暖化対策にも貢献しながらリターンも見込める投資先です。国の制度や売電価格が今後どうなるかがわかっていないので長期で見ると不透明感があり、J-REITほど価格が高騰しておらず、高い利回りが狙えます。
現在は太陽光発電のみですが、将来的に洋上風力発電も対象になるかもしれません。
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人

5.海外のREIT

REITのしくみはアメリカで生まれたものですので、海外の証券会社を通して日本以外の不動産に投資することも可能です。
ただし、J-REITと違い、証券会社によって扱っている銘柄が異なる為、証券会社によっては自分が投資したい銘柄に投資できない可能性がありますので注意が必要です。

・中国の不動産
香港証券取引所を通して中国本土の不動産に投資することができます。
ちなみにこちらのREITは日本企業が海外で組成した初のREITなので、多少の安心感があります。
Spring REIT(スプリング不動産投資信託)

・シンガポールの不動産
アセアン株式であるシンガポールにも投資対象があります。
シンガポールドルで購入します。
シンガポールは天災のリスクが低い地域です。また、通貨であるシンガポールドルは通貨としての信頼度が高いので為替のリスクが割と低いと思います。
ライオン フィリップ S-REIT ETF

しかし、リスクもあります。
シンガポール市場にはESRリートという銘柄がありました。
ESRリートは高配当の銘柄でしたが、今年の6月に購入停止になりました。
ESR リート等の取引停止銘柄一覧
やはり、海外の投資にもリスクはありますね。情報も取得しずらいです。

・オーストラリアの不動産
オーストラリアの不動産に投資することも可能です。
こちらは東証に上場しているETFなので日本円での投資になります。
為替の影響を気にせずに投資もできます。
上場豪州リート

6.まとめ

今回はREITの具体的な投資先を紹介させていただきました。
REITを利用すれば、プチ大家さんデビューができます。
海外の不動産への投資もでき、それにより日本の不動産だけに投資を集中するのではなく国単位でのリスク分散が可能です。

私自身は、地球温暖化対策を応援しながらインカムゲインを期待できるということで、インフラファンドへの投資を最近始めました。

※投資は自己責任です

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