投資をギャンブルだと思って敬遠しているあなたへ〜僕がFX=ギャンブルを明確に否定する理由〜
こんにちは、アキラです。
今回はタイトルのお話を、自分の体験を基にお伝えします。
体験上、FXは最も「ギャンブル」と言われることが多いですが、FXに限らず株、仮想通貨、金、NFTなどの取引全般を「ギャンブル」という偏見で見ている方は非常に多いです。
これを僕が明確に否定する理由を、「失敗の体験から」お話します。
投資に興味がある方も、自分はやらないけど金融リテラシーとして知っておきたいという方にも読んで価値のあるお話だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
投資=ギャンブルではないと悟った実体験
結論だけ先にお伝えしておくと、投資=ギャンブルを僕が明確に否定する理由は、「勝ち・負けどちらか一方に偏り続けるギャンブルは存在しない」からです。
ルーレットで赤か黒の2択に賭けて、当たれば2倍のお金が貰える。これがカジノのギャンブルです。確率はほぼ50%で、僅かにだけ元締めが儲かるようにできている。(実際は1/37だけ緑の可能性がある等)
僕はその、悪い方を先に引きました。負けに負け続けて、殆ど一度も勝つことなくお金が全部消えていった。一方で勝つ人もいる。
「正しいやり方をすれば勝てるし、間違ったやり方をすれば負ける」
これが投資の世界だということがわかったから、ギャンブルであることを否定するんです。
勉強して正しいやり方をすればルーレットに必ず勝ち続けられるとか、パチンコで勝ち続けられるなんてことはないですよね?
同時に、ルーレットで10回連続で負け続けたり、パチンコで50万円溶かすまで一度も大当たりを引かずにいることの方が難しいと思います。
こういったギャンブルは確率の世界だけど、FXや株、仮想通貨は「騰がるか下がるかが確率で決められている世界ではない」ということです。
以上が僕の結論。勝っていうなら格好いいけど、負け続けてこの結論に至る人は少ないから、継続する人がいないのが現実なんですね。
それでは体験談を。
僕がFXに興味をもったきっかけ
「卓球なんて死ぬまでの暇つぶしだよ」
このセリフご存知でしょうか?松本大洋さんの名作漫画、『ピンポン』に出てくるスマイルという登場人物が言う名台詞です。
元ネタは哲学者のパスカルという人の著書に書かれている「人生は暇つぶしである」かな?
例えば僕は映画が好きです。
2020年の7月の3連休、僕は会社から貰ったボーナスの使い道を考えていました。
当時勤めていた会社が不祥事を起こしてYahooニュースに載ったのが6月。
このまま会社員でいても未来はない。
月収はそこそこ、会社が傾いてもボーナスは出る。なぜなら大企業だから。
ヒマな3連休、大好きな映画を観ているとワクワクした。
「ダークナイト」のブルース・ウェインみたいにランボルギーニに乗ったり、「007」でダニエル・クレイグが着ているような最高にカッコいいオーダーメイドのスーツを来て、「華麗なるギャッツビー」みたいな豪邸に住みたいと思った。
でも、50万円のボーナスではできることはたかが知れています。
夏冬合わせても100万円。
これじゃあ人生を変えるには足りなさそう。
それに、飲食系のコンサル会社に勤務していた僕は毎日朝の7時から夜の24時まで長時間労働。
コンサルなのだから、良いスーツや時計を変えと上司から命令され、欲しくもないブランドの時計や、ヘルプ先の居酒屋のバックヤードで油にまみれていく本革のバッグにお金が消えていく。
このまま人生は終えたくないな。
そう思ってInstagramやYoutubeで、僕は僕の望むような生活をしている人を探して見るようになり、出会ったのがFXでした。
FXで成功している人たちは、お金と時間との両方を得ている様子を公開している人が多く、また小額からスタートして成り上がった人がたくさんいました。
もちろん、成功できるのは一握りなんですけど。夢を見て、それを現実にする思いを膨らませるのにはとても良いサンプルがたくさんあったんです。
口座の開設からはじめての取引まで
取引高に応じて3万円分のキャッシュバックが貰える、という広告に惹かれたのと、スプレッドの安さが重要らしいという情報収集の結果、僕が最初に開設したFXの口座がGMOクリック証券でした。
手続き完了と共に、すぐに50万円を入金。
口座が開くまでの1週間くらいの期間で、FXの書籍を3冊、空いた時間はすべてFXの動画を見て過ごしました。
「デモトレードではなく、少額でもいいから実際の取引をした方が伸びが早い」
そんな言葉に載せられて、僕は最初から実弾を投入して取引をしました。
初めての取引は+80円でした。
怖くなって、スプレッド分を解消してプラスになった瞬間すぐに決済したのを今でも覚えています。チカチカ動く値動きの画面に手が震えました。
1直線に転落(ギャンブルではないと悟った理由)
そこからの転落は早かったです。
あれよ
あれよという間に資金が減っていき
取り返そうと思ってレバレッジの限界lotで取引して、お金を失う日々。
気が付けば
ちょろっと買ったりすることももちろんあるのですが、所詮焼け石に水。
GMOクリック証券は他の国内口座と同じくレバレッジ25倍が限界なので、1取引単位が当時ドル円で約50,000円。強制的に1lotでしか取引できない状態になり、1単位あたりの値段が安いオージー円に手を出したりもしたのですが最終的には取引が強制的にできない状態になりました。
この間約2か月です。
ただ、最終的には僕がモチベーションを完全に失うことはありませんでした。
その理由は冒頭記した通り、「これだけ負け続けるギャンブルはない。だからかならず解法が存在する」と信じられたこと。
僕が損失を出している裏では、それを利益として食べている人がいるということ。
これが理屈として理解できたので、再勉強しよう、という風に考えられたんですね。
当時失うものが少なかったのも理由のひとつです。
僕が再起できたきっかけ(一度何かを失敗してあきらめた人へ)
僕がトレーダーとして再起できたのは、Youtube上に存在していた先輩トレーダーの皆さんの素晴らしいコンテンツと、友人の一言がきっかけです。
僕が心の支えにしていたYoutubeは、ひろぴーさん、蜂谷すばるさんというお二人のトレーダーの動画と、saiさんというトレーダーの方のチャンネルです。
「トレーダーの9割が1年以内に相場から退場し、続けられる人がそもそも一握り」であること
「トレーダーの成長曲線というものがあり、何度か壁にぶつかって上抜けすると、そこからの成長が早くなる」ということ
この2つを信じていたから、いつか自分もブレイクスルーできるタイミングが来るというモチベーションでいられた。
感謝も込めて該当の2つの動画を張っておきます。
もう1つの友人の一言は、税理士として独立した友人がいるのですが、彼にFXで手痛い失敗をしたことを打ち明けた時に
「税理士の世界も一緒なんだよね」と語ってくれたのがきっかけです。
よく株やFXで負けたお金を「勉強代」と言ったりしますが、彼は税理士の資格習得のために、公務員をしながら予備校に通っていました。
そこには同じように、脱サラして税理士資格を得て独立しようと考える社会人が何人もいたそうですが、50万といったまとまったお金を払って入学した同期も、実際に資格が取れることには3人も残っていなかったそうです。
みんな、サラリーマン生活と勉強の両立が苦しかったりするのもあるけれど、「成果が出ない間モチベーションを維持し続けるのはしんどい」んですよね。
結果として、最初に払った授業料は文字通り「勉強代」として損失になる。
継続した人にしか成功はあり得ないというのが、トレードの世界も税理士なんてお堅い職業でも一緒なんだという思いにさせてくれました。
結果的に、そこからも負けを繰り返して借金700万円を抱える事態まで到達してしまったわけなんですけど。
本記事のまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
FXをやり始めることを人に言うとロクな回答が返ってきません。
「やめときなよ」
「ギャンブラーなんだね」
「人生終わるやつでしょ」
僕はこうした言葉を何回聞いたかわかりません。
しかも、こうしたことを言うのは決まって「FXはおろか株すら触ったことがない人」です。
実際にやっている人が身の回りに少ないこともありますが
「自分も昔手を出したけど失敗したから辞めた方がいいよ」
とか
「こういうところに気を付けてね」
など、具体的なアドバイスをくれる人は殆どいません。少なくとも、僕にはいなかった。
でも僕は、本当に望む人生を掴むためにFXを続けました。
結果がプロフィールに書いてある通り。収入にはムラがありますし、コロナショック後の円安の波に乗ってたまたま設けているだけかもしれない。
でも、1日に何十万と稼いだり、月収400万とかの域に到達して、自分の本当にやりたかったことを実現できているのもFXのおかげです。
どうやって勝てるようになっていったか?の話はまた別の記事で書いていきますが、今回は「FXはギャンブルではない」というお話でした。
まとめると
■ずっと負け続けるギャンブルはない
■ずっと勝ち続けるギャンブルもない
■僕は最初に手を出したとき、一直線に負け続けて全資金を失った
■その後再起して、3年負け続けて借金も抱えたけど勝てるようになった
これが僕が「FX=ギャンブル」を明確に否定する理由です。
正しい知識を基に、資金管理をきちんとして臨めば、投資は普通に働く以上の良いリターンをくれます。
食わず嫌いで投資という世界を敬遠している人に、少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?