猿田彦大神は何者か

記紀の猿田彦大神の風貌のくだりに、「身の丈七尺、鼻長く、ホオズキのような肌の色、てらてら光る」とある。

猿田彦は国神。いわば、日本原住民(ヤマトから見たら)。

ヤマトがモンゴロイドとしてもユダヤ系としても、肌の色の違いを大きな差異と捉えたのであろう。

猿田彦はインド人?

その後、天孫族のアメノウズメと結婚する。

史上初の、天孫と国神の婚姻。

アメノウズメも、天孫族の中では異端。
巫女の始祖、芸能の始祖となる。
上記ふたつは、畏敬と同時に、長いこと下賤と扱われてきた職業集団でもある。

加えて、猿田彦と天狗は同一視される。
猿田彦の子孫が修験道の開祖となった、というのが大きな要因。

天狗、修験道者は、そのまま「産鉄民=まつろわぬ民」を示す。

猿田彦の地元は、丹(水銀)の産地である。
アメノウズメ=巫女、芸能集団は、その後産鉄民と深い繋がりを見せる。

猿田彦は、天孫族の道案内をしたのち、地元の海で漁をしているときに溺死する。

皇祖神天照大御神を祀る伊勢神宮のすぐそばに、猿田彦神社の総本社が置かれている。

これは、呪詛封じか。
とすれば、猿田彦は謀殺されたのか。

猿田彦の子孫 太田命 が、天照大御神を何処に祀るかというときに、今の伊勢神宮の場所を提案した。
(太田命に聞けという夢を、天皇が見た)

猿田彦は一体何者か。
アメノウズメも一体何者か。

これまで、近い処を調べてフィールドワークしながらも、きちんと向き合って居なかった。

近々、猿田彦大神を祀る こちらも総本社 椿大社に参詣し、謎に少しづつ近づきたいとおもう。