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ハチのムサシは死んだのさ
キューティハニーの主題歌「キューティーハニー」は、パロディーだったんスね~、原曲の「ハチのムサシは死んだのさ」を聴いて初めて知りました。
歌詞、、、、原曲からしてみたらかなり攻めたなぁ~。。やるなぁ~、クロードQ。
今日ハニーハントしました。
あ、かわい子ちゃんのほうじゃなくて、蜂のほうです。
ハニカム構造。
25歳で鬱を迎えた頃あたりから、「命を奪う」ということが極端に恐くなった。
自分で自分の命を奪おうとしたとき、強烈に感じたのは「お前は生きていてはいけない子なのだ!」と、まるで世界中の人から目の前真っ直ぐに「NO!」と突き付けられたような絶望感覚。
あの体験以来、自分以外の生命に対して自分は「NO!」と、どんな顔して云うのか。。。と、ずっと考えています。
5週間ほど前から、庭に面した雨戸袋にアシナガバチが巣を作り始めた。
最初は斥候でやってきて庭を飛びまわっていたのを覚えている。あれが女王なのか?
気付いたときにはもう、ハニカムが3個できていた。
「ここは勘弁してよ~」と線香の煙で燻し続けたが、どうも転居の予定はたてないそうだった。
毎年アシナガバチはやってきて、家屋のどこかに巣を作るが、今まで人が出入りするとこには作らなかったので、人と蜂は共存できた。
が、今回は違う。
先週あたりから兵も5~6匹に増え、人が出入りするために戸を開けると、臨戦態勢で巣から飛び出してきては、空中に陣を作っていては構えて、いつでも攻撃に出られるようにしていた。
母はアナフィラキシーショックがあるので、命に係わる。
なので、今回はスマヌ!と、蜂が眠っている夜更けに、巣を落とした。
此処に住めぬと解ってくれと思ったが、逆に巣作りが加速した。
『もう止められないのか!?ひとと蟲は共に暮らせないのか!?』
と、ナウシカアシタカメランコリーを患い、凹むこと3日。
ついにハチジェットを手にしました。
っぷしゅぅぅぅっぅぅぅぅっっっっ。。。
噴射から速攻で攻めてくる兵がばたばた倒れてゆく。
歩兵が全部倒れ切った後に3匹で組んで飛び出してきたのは近衛兵なのか、身体が大きく、生命力も強かった。
最後の最後に出てきた女王は、あたりに散った兵の残骸を視てから、向かってきた。
とても、とても、勇敢で、しぶとく強い命だった。
毒を全身に浴びて、立ちあがるだけの力が無いながらももだえ苦しんでいるのを見て、身体が震えすざまに足で踏み潰して、苦しまぬように出来るだけ一瞬で殺した。
ハチのムサシは向こうみず。
ハチジェットめがけて剣を抜き。
たたかいやぶれて死んだのさ。
噴かれて落ちて死んだのさ。
ハチのムサシは死んだのさ。
たしかにムサシは死んだのさ。
やがて夜は明け日は登り。
朝焼け登る日が燃えていた。
小さい頃は蟻の巣ひとつを壊滅状態にするほど蟻を食べていたし、ザリガニは「飼う」ことよりも「食べるもの」だったし、カエルは爆破していた。
命を奪うことに対して積極的だった。
今は、他生物の命を自分の手で終わらせることの重大さにおののいている。
この価値観の変化は、成長なのか退化なのか。
考えなう。
ひとって繋がってるんだなぁ。。。。
今日、ひとしおにそんなこと想いました。
これを読んでくださってる皆さん、ボクを繋いでいてくれて、本当にありがとう。