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"手"に汗にぎれ

火事場の底力って、いつ発揮される?

潜在的な能力が呼び起こされる瞬間は
いつやってくるのか

「いつ」も気になるのだが、
その「力」の強さというか
いつもと違う「力」が
どのくらい眠っているのか

「眠っている」という表現が
しっくりくるニュアンスなんだとしたら

人はなぜ、その「力」を寝かせておくのだろう

使い続けてはいけない
何かリミッターのようなものが
あるようにも理解できる

命が削れていく音が聴こえてくるかもしれない

それを、理性的に押さえ込む
防衛本能が働くのか

身体の細胞レベルで多数決を取っているかのようだ

また、頭で考えられている状況では
発動条件にあてはまらない気がする

心身の区別がつかないほど、陶酔した状態か

底力という言葉を文字通りに受け止めるなら
しっかりと地に足がつき、踏ん張りが効いた
足のつま先から

あるいは、立ち上がるその身体を押し上げる
手のひらの強張りから

地から得るエネルギーを
心身を通してアウトプットするイメージ

力 は 地から

手に汗にぎる瞬間にも
偉大なる大地を感じてみる

落ち着きを取り戻す、大事な魔法

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