akiracafe.

akiracafe.はアキラとアキラ、男女ふたりのユニットで運営しています。エッセイ、小説。医療、介護、理学療法、鍼灸、ケアマネ、リハビリテーション、小児リハ、呑み歩きなどなど。ブログも書いています。→ http://akiragoyou.hatenablog.com/

第8話「ふたりぼっち」

呆然としている源三郎をよそに、葬儀は速やかに進められた。次々と参列者が訪れ、棺の二人に涙した。源三郎は花梨を抱きかかえ、会釈を繰り返した。 失意の源三郎に代わっ…

為末大さんの「按摩・マッサージ免許なんてなくして誰でも使えるようにした方がいい」って話について

マッサージは利権化しているので、誰でも使えるようにしたほうがいい。すでに現場の選手たちは免許あるなしに技能の違いを感じていない ポジティブスターヨガがキャバクラ…

第7話「ふたりぼっち」

日が高くなるにつれ、被害の大きさが輪郭を現してきた。崩落した電車の高架からは、赤錆だらけのレールがブラリと垂れ下がっている。瓦礫の下敷きになった自動車はどれも原…

第6話「ふたりぼっち」

年が明け、平成七年。七草粥も食べ終わり、胃が落ち着きを取り戻し始めた頃―― さつきから電話が入った。花梨が熱を出したそうで、時恵は「しばらくさつきんとこ行って来…

第5話「ふたりぼっち」

源三郎は買物にも、碁会所(碁は源三郎の唯一の趣味である)に行く時も、必ず源太を連れて行った。源太は源三郎が出て来るまで、何時間でも座って待っていた。そして建物か…

第4話「ふたりぼっち」

家出騒動から一年が経った。さつきは神戸の大学への進学が決まり、和泉大津の家を離れ、神戸で一人暮らしを始めた。以降さつきは、ほとんど大津の家に寄り付かなくなった。…