マーチン・ベイカー機関砲12門重戦闘機コンセプト

なんか久々に、蛇の目の暗黒面の極みを見たな。

第二次世界大戦直前の1938年に、英国のマーチン・ベイカー社が考案した爆撃機護衛用の長距離重戦闘機コンセプト。
当時の英国の仮想敵国なので、ドイツへの爆撃侵攻のための護衛を考慮してマーチン・ベイカー社が設計したのは、機首に12門の機関砲を搭載した低翼単葉双発の無尾翼重戦闘機であった。
時期が時期なので、おそらく機関砲はイスパノの20ミリ(モスキートと同じ)。
方向舵はエンジンナセルの後端と、主胴体の尾部に配置されている。
【考察】
・下方視界は間違いなく悪い。
・エンジンナセル後部と手胴体尾部にある新機軸の方向舵は、やはり効きが悪いと思われ。
・コクピット直後の突起は無線アンテナか?

機体を発注したRAF(イギリス空軍)も、真剣にこの案を検討したらしいんだけど、見るからにアレなんで当然実機が製作される事は無かった。
まあ、RAFも正気だったという事で。

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