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行政の本気を感じた。 -パートナーシップ制度、陸前高田市-

地元紙東海新報一面(web版はこちら)

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昨日一般質問を行い、今朝の地元紙で一面に扱っていただきました(議員の一般質問は、全て扱われるわけではありません昨日は5人が計15項目質問しました)

ここで、陸前高田市の行政としての本気さを感じました。
東北で事例がないこと、導入されれば一番小さい人口規模であることなど、もありつつ思い切った答弁をいただきました。敬意を表し解説したいと思います。

木村が質問、再質問を通し伝えたこと(質問という形式ですが提案です)
①パートナーシップ制度の重要性
②導入されていないことでの問題(人口流出、自殺の問題。人口流出に関しては実際のデータはありませんが事前に有識者にアンケートをとっていました。)

③当事者以外の方がこの話題をまちづくりとして扱うことの意識が重要である。
④人口規模7万人弱でもやっているところはある。人口が大きくないとできないわけではない(陸前高田は1.8万人ほど)
⑤里親制度と連携させればさらなる効果も期待できる。実際岩手県は同性カップルの里親を認めている。(同性カップルが里親になるメリットも)
⑥当事者の方が声をあげづらいからこそ、行政のリーダーシップが重要だ
⑦当事者の方の声を議場で紹介(議事録として公式に残ります)

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議員っぽい写真。気仙沼市でパートナーシップ制度を質問した熊谷一平議員と。(陸前高田市役所は被災しているので仮設庁舎)

市役所答弁(市長が前面に出て答弁してくれました) のポイント。
大きく3つ
https://www.youtube.com/watch?v=2BQU0R8ZzXQ
◆①市として導入する場合の思考が進んでいる
「震災で人生のパートナーを失った方々に向けて、親友以上の関係なのであれば認める。といったことも本市においては重要。性的マイノリティの方々だけの話ではない」
本当に尊敬をしました。質問の通告(事前にパートナーシップ制度について質問をするので答弁考えてきて欲しいという事前通告を2月上旬に行っています)をしてから、陸前高田でやる場合はどんな形がいいのか。というのを検討してくれていたようです。
市長自身が、震災で奥様を亡くしていらっしゃいます。
この言葉はとても重いものでした。

◆②市としてどうやったら導入できるかを考えている
「他市の事例をみて参考にする」保健福祉部長(余談ですが本市初の女性部長。すばらしい方でSIBの導入に向けても相談中です)
→後ろ向きな答弁だと、当事者の人の話をきいて。市民の機運が高まったら。慎重に。など「うん、だからそれどうやるねん」という答弁になるのですが
本市の場合は東北で事例がないとはいえ、他市を見て制度構築の準備をしたい。という姿勢でした。

◆③市長自身が見識が深い
・「考え方は非常に大事。なんとか実現したい」
・「ただ、本当に当事者の方のためになる制度づくりが重要」
自身がエイズフォーラムで性的マイノリティの方とトークイベントした時の話をしてくれました。

基本、行政は市民が望むなら(運動を起こしてるなら)、民間活動があるならサポートする。という姿勢です。
ただ、今回のことは、行政のリーダーシップの重要性を感じていただき

どうやったらできるのか


という姿勢を示していただきました。

最後に
「ぜひ陸前高田らしい、いろんな人に受け入れてもらう形で市役所のみなさん一緒に制度構築を進めていきたいと思います。」
と伝え、パートナーシップ制度に関する質問を終えました。

まとめ
★前向きな答弁をもらえた(今回パートナーシップ制度の話題を出したのが初めてなので、第一回の議論が今回になります。6月の議会でいつまでに、だれがどう準備するのか。導入の宣言をもらえるように具体的に突っ込んでいきます。
★今後の議論をする場づくりが重要→6月の議会までに何か話を進めねばなりません。

そこで!!
3月29日加藤麻衣さん&木村で陸前高田にて市民の方とパートナーシップ制度勉強会を開催します!(申込はこちら)
まず一つ市民の運動を起こしていきます。
当然、今回の勉強内容は6月の議会で扱います!
木村:まいさん、市民運動も大事だから陸前高田で勉強会したいんだけどどうかな
加藤:いいすね。
木村:誰かにゲストスピーカーというか講師をしてもらいたいんだけど
加藤:やりますー。陸前高田の宿も抑えましたー。
木村:はや!
ライトにクイックに楽しく考えていきましょう!

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先日、まいさんが陸前高田にきてくれた時。

#パートナーシップ制度 #陸前高田市

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