パラリンピック金メダル第一号、おめでとう!

競技もDAY 2 が終わり水泳で鈴木孝幸選手が金メダルを獲得して上々の滑り出しをしたのではないかと思えるのですが、正直今まで結果をニュースで観たり聞いたりしていたけれど実際に競技をとことん視聴した事はありませんでした。
でも今回、自国開催でテレビでも多数放送しているので自然と視聴して、改めてパラアスリートの凄さ、人間の可能性というのを再認識しております。
スポーツマーケターとして今後のパラスポーツのマーケティングをどう作っていくべきか?を考えさせられています。

私の拙いパラスポーツの知識で凄い!と思っているのはパワーリフティングと車いすラグビー。あの車いすラグビーの凄さ…ハンパではありません。
実は私がまだ電通に籍を置いていた頃、東京招致が決まりパラスポーツも電通で積極的に取り組んでいこうという事になり、車いすラグビーの運営、協賛社セールスに携わった2016年の春、実際に観戦した時の衝撃…本当に凄かったです。
選手たちの声、車いすがぶつかり合う凄まじい爆音。あれは生で観ないと絶対に分からない感覚かと思います。

なので子供達に観戦を…と小池知事が発案されたけれどテレビ観戦で良いではないかという世論に負けて実現しないのは残念でなりません。
スポーツは会場で観るのとテレビ観戦とでは全く違ってくるというのを分かっていない、リアル経験のない人達の意見がまかり通る本当に残念な出来事ではないかと思ってしまいます。

またもう一つ残念なのは車いすラグビーの事ですが会場探しが大変という事。
やはりあれだけ凄い動きをするので床を傷めてしまいその養生の関係でナカナカ貸してくれる施設が見つからなかったり、見つかっても現状復帰をしなくてはならなく結果、費用がかさんでしまうケースが多々あります。
やはりスポーツを繁栄させるのは会場の整備が必要不可欠だと考えます。

1993年Jリーグが始まり国立競技場が陸上競技場なのに芝を傷めるから…という理由で陸上競技の大会なのに投てき種目のみを別会場で行うという本末転倒の事が起きていました。
確かに分からなくはないのですが、なんとなく“日本的思考” と感じてしまいます。今回のパラリンピック以降、妙な思考はなくなり純粋にスポーツ全体が盛り上がってくれる事を否が応でも期待してしまいます。


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