今日の1曲0406-122019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.04.06 - 04.12

4月6日(土)
今日の1曲はサム・クックが1962年に放ったヒット曲です。50年代末ごろから流行していたダンスが題材になっています。

この曲を含む同名のアルバムもありまして、そちらもヒットしました。で、トータス松本という人がこのアルバムのことが大好きらしいんですよね。

好きが昂じたトータスさん、そのアルバムをまるごとそっくりにカバーしたアルバムを出してしまいました。2012年ごろでしたかね。オリジナルからちょうど50年後ってことですな。

そんなサム・クックのごきげんなダンス・チューンを19時ごろに。

【Twistin’ the Night Away (1962)】
サム・クックがニューヨークのラウンジで踊る人々にインスピレーションを得て書いたという曲。おりからのツイストブームが追い風になって、全米9位に上るヒットとなりました。R&Bチャートでは1位を獲得しています。https://youtu.be/p9Z9Qz7nB8Q


4月7日(日)
ミュージシャン本人はあまり気に入っていない曲だけど、シングルカットしたら大ヒットなんていうことは時々起こります。レコード(古いね)の制作はチーム作業なので、プロデューサーの読みとか色々あるわけですが。

今日の1曲も、アルバム用に曲を書いて歌った本人は、シングルカットに大反対だったそうです。本人が「発売されないように必死に戦った」と言っているそうです。その人が誰かというとエルトン・ジョンなんですけどね。

プロデューサーのガス・ダッジョンは、スタジオ・レコーディングした音源にコンサートの拍手や歓声を載せて、あたかもライブ・レコーディングのような雰囲気に曲を仕立て上げました。それが功を奏したのかわかりませんが、この曲は大ヒットしたわけです。

そんなエルトン・ジョン1974年の全米No.1ヒット曲を19時ごろに。

【Bennie and the Jets (1974)】
エルトン・ジョンの『黄昏のレンガ路』アルバムからの全米No.1ヒット。ライブ音源のように聞こえますが、実はスタジオ録音で、コンサートの雰囲気を出すために聴衆の拍手や歓声が加えられています。R&Bチャートでも15位にまで昇りました。 https://youtu.be/p5rQHoaQpTw


4月8日(月)
今日の1曲は、モータウンを代表するグループの1つである、あの男性ヴォーカル・グループのヒット曲です。60年代から活躍するこのグループは、メンバー・チェンジを繰り返しながら今でも活動しています(もっともオリジナルメンバーで残っているのは1人だけのようですが)。

60年代から70年代にかけてヒットを飛ばしていた頃も、メンバーの交代を繰り返してはいました。音楽的な路線の問題やら、モータウンとの金銭面でのトラブルやら、健康上の問題やら、まあ色々あったようですが。

今日の1曲がヒットした前後にもそんな問題はあったようで、この曲が出てしばらくしてリード・ヴォーカルを歌っている2名はグループから脱退してしまうのですけどね。

とはいえ、残された曲は女性への片思いを歌った切ないバラードの名曲です。1971年の全米No.1ヒット曲。19時ごろに。

【Just My Imagination (Running Away with Me) (1971)】
テンプテーションズ3枚目の全米No.1ヒット。ティンパニの音色が素敵ですね。リード・ヴォーカルのエディー・ケンドリクスとポール・ウィリアムズはこの曲を最後にグループから離脱することになります。https://youtu.be/2hsYRLlW-c4


4月9日(火)
昨日、4月8日はローラ・ニーロの命日でした。彼女はシンガーソングライターでしたが、他のアーティストへ曲の提供も沢山していて、ヒットの数もそちらの方が多いという人でした。

特にフィフス・ディメンションというグループはニーロの曲で立て続けにヒットを飛ばしたりしていましたね。「ウェディング・ベル・ブルース」とかね。

皮肉なことにシンガーとしてのニーロの最大のヒットは他の人のカバーだったそうですが……それはともかく、今日の1曲はあのブラスロックグループによる彼女の曲のカバーです。

1968年のヒットナンバーです。19時ごろに。

【And When I Die (1968)】
ローラ・ニーロのごく初期の作品で、ピーター・ポール&マリーが最初にレコーディングしましたが、その後ニーロ自身のデビューアルバムにも収録され、さらにブラッド・スウェット&ティアーズのこのバージョンが全米2位に昇るヒットとなりました。https://youtu.be/8gxwutvlTw8


4月10日(水)
モーグ・シンセサイザーがポピュラー音楽の領域で使われて、一般化してくるのは1960年代の末ごろでした。モーグを使って最初のヒットとなったのは、「スイッチト・オン・バッハ」というアルバムといわれていますね。1968年のことでした。

その後、70年代に入って、一気に広がっていくわけですけどね。プログレッシブ・ロックとかでもそうですし、よりポップな領域でも盛んに使われるようになっていきます。

今日の1曲はそんな初期のエレクトロ・ポップ系のヒット曲です。オリジナルはすでに1969年頃にレコーディングされていましたが、ヒットしたのは1972年ごろのカバーバージョンでした。

そんなエレクトリック・ミュージックのクラシックナンバーの全米第9位にまで昇るヒットになったバージョンを19時ごろにお届けいたします。

【Popcorn (1972)】
ホット・バターというバンドのヒット曲ですが、オリジナルはガーション・キングズレイという人が1969年にレコーディングしました。初期のモーグ・シンセサイザーを使ったヒット・ソングで、シンセ音楽のクラシックとして数多くのカバーがあります。https://youtu.be/iDHrXeEItu4


4月11日(木)
えー、昨日のジョン・メイヤーに気を取られ過ぎて、今日の1曲を仕込むのをすっかり忘れていました。なので、今から考えますね。んーと、このところ洋楽ばっかりだったので、日本の曲にしますね。

それも平成を通り越して、昭和の曲にしましょう。とはいっても昭和って平成の倍以上の長さがあったので、昭和も末期の1980年代にしたいと思います。何がいいかな?

1980年代というと、私は就職してもう働いていたんですよね。そうすると、覚えているのはカラオケでよく歌われていた曲だったりするんですが……。そうだ、あのグループはどうかな。70年代に北海道で結成されて、80年代に入ってブレイクしたあのグループ。

というところで、あとはどの曲にするか……。ま、ちょっと考えますので、後ほど。19時ごろに( ̄▽ ̄)

【悲しみにさよなら (1985)】
安全地帯最大のヒットアルバム『安全地帯IV』に収録。実際には約半年前に先行発売されたシングル。その年の8月9月とオリコンのシングルチャートで4週間1位を記録し、オ8月9月の月間チャートでもトップになっています。https://youtu.be/v2LIgs4pr-o


4月12日(金)
スタンダードナンバーといって色々ありまして、最初からすぐに人気が出てスタンダードになった曲もあれば、曲が出来てからもなかなか世に出るのに苦労したあげくようやく日の目を見る曲もあります。

今日の1曲はジョージ&アイラ・ガーシュウィンの兄弟によるスタンダードナンバーの1つなのですが、この曲、彼らによる曲の中では、世に出るまでに色々あって時間がかかったモノなんだそうでして。

1924年に書かれた曲なのですが、ミュージカルなどの舞台で使われる予定だったものが上演直前にキャンセルされてしまったり、幾度もそんな憂き目にあったんだとか。最終的にヨーロッパの方で先に人気が出て、それがアメリカに飛び火して、ようやく1928年になってアメリカでもヒットしました。

そんなガーシュウィン・ナンバーをあの女性ジャズシンガーの歌で、19時ごろに。

【The Man I Love (1959)】
1924年に書かれたジョージ&アイラ・ガーシュインの兄弟による有名なスタンダードナンバーの1つですが、実際には世に出るのに紆余曲折が色々あったわけですね。今日はエラ・フィッツジェラルドの歌でどうぞ。編曲・指揮はネルソン・リドル。 https://youtu.be/X8dU0kpMovI

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。