「出雲大社にはね…」(米子 東光園)


 
 
   冬を溶かす(鳥取市 スパ・モナーク) : 卍(温泉探求部ブログ)
   年を跨いで記憶が全部消える前に書いておこうと思う。(結局跨いだ)〜〜〜🏜🐪〜〜〜2021年12月 寺・石雪をかぶった富士山を上空から眺める。既に眠ってしまい座席の端にぶつかってはゼラチンのように跳ね返り揺れる石川を横目に。飛行機で窓側の席のおじさんが、後ろの方の
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2021年12月 寺・石
昨晩はあの後部屋に戻って、石川が新しく買ったiPad miniの仕事での使い方などを熱心にレクチャーをしてあげてから寝た。鳥取から松江までの移動は特急で1時間半かかった。自分が作った資料で一番気に入ってるページにはスーパーまつかぜと書いたが、ダイヤの関係で全然違う名前の特急だった。
松江に到着後、一番に向かった先は出雲そばの名店「ふなつ」だ。駅から歩くと決して近い距離ではなかったが、頑張った。店の前にできた行列を見て、身体中の毛細血管を変な汁が駆け巡った。それでも横入りすることなく並んでいたら割とあっさり店に入れた。

(ふなつ 千鳥割子)上手く言えないが、ここまでザラザラしてコシがある蕎麦を食べるのが初めてで感動した。¥1,000ほどでデザートまでついてくるので充実感もすごい。段ごとに違う薬味やら具材が乗ってるのが千鳥の特徴みたいだ。出雲そばというジャンル、期待度高い。
(八雲庵 磯海苔そば)言わずもがなハシゴした。松江城を西から北に回り込んだが狙いの店がやはり人気で行列だったので、空いてそうな店を選んだ。庭園付きの座敷なんかもあって小洒落てるし普通に美味い。
高身長高燃費ゆえの腹ごしらえを終えて、実はかなり楽しみにしていた「ぐるっと松江堀川めぐり」の時間がきた。¥1,500で1日乗り放題らしい。徒歩で移動すると結構大回りになるから移動手段としても有りだ。しかもこの季節は席にこたつが完備されている。船頭のおじいちゃんの話が心地よく、サギやカワセミなどの野生動物を解説付きで鑑賞できる。エコーがかかる大きな橋の下では船頭の謎の歌まで披露してくれる。ジャングルクルーズ界隈に衝撃走ってる。
そして1番の仕掛けがこれ。
航行中、低い橋の下を通る時は屋根がぶつからないように折り畳まれる。もちろん乗客もそれに合わせて各々身を屈める。一見だるそうだが、これがなかなか臨場感があっていい。低い橋は結構いくつもあって、忘れた頃にまた折り畳まれるのも面白い。折り畳まれるのが好きな方にはおすすめ。

国宝・松江城。出た、木造の天守が残ってるタイプの城!これまで空襲や火事に見舞われることなく、現存する天守の中で2位の広さを誇るらしい。地味だけど実はすごい城。さて、天守の前にたどり着くと武者のようなおっさんが暇そうに佇んでいる。日曜日なので客が少ないはずないが、歩道から距離を取って立っているせいか人気がないどころか誰にも声をかけられる様子がない。これはと思い、「すみません、写真いいですか?」と声をかけた。「おお喜んで!城をバックに撮ろうじゃないか!」なんとなく口調にそれっぽさがある。シャッターを切ろうとすると「ひとつ、ふたつ、みっつ!」と勝手にカウントをしていた。石川の分も取り終えて礼を言うと、「おぬし、なにげにずっとわしの靴を踏んでおったじゃろ!写真を見て確認してみろ!」と笑いながらだる絡みしてきたが、石川は普通にシカトしてて怖かった。
相手が本物の武者ではないので斬りかかってこないのを分かってそういうことをするのが石川の性格の悪い部分だが、結局この武者のようなおっさんが城(公営)の職員なのか、趣味のコスプレを披露しているだけなのか怖くて聞けなかった。


その後も延々と佇んでいる武者のおっさんのことがずっと気になって城のことはあまりよくわからなかった。クソでかい松と寂しげなおっさんの背中がいい。その後、興風閣の二階で行われていたイケイケの工芸品やら特産品展で真剣に陶器を見ていたらお姉さんに話しかけられてまあまあ喋った。山陰のこと色々教えてくれたけど、鎌倉の人だった。お土産に白磁のマグを購入。DJブースもあった。
コーヒー休憩を挟んで焼き物屋のobjectsに向かうが、臨時休業。雨が降ってきてテンションが上がる。歩を早め駅へ向かう。米子への特急で石川はまたも爆睡。ボックス席の中で眠ってゼリーのように暴れていた。米子駅からホテルまではタクシーで向かう。すっかり夜になった。
東光園。ホテルや旅館立ち並ぶ弓ヶ浜沿いの温泉街に突如現れひときわ存在感(というか威圧感)を放つ。建物が最高なのだ。部屋がまた広すぎて最高なのだ。そして、大浴場の設備トラブルのため急遽使えることになった貸切風呂が最高なのだ…。

(画質が終わってる)これが相当良くて、また無駄に長々と語り合ってしまった。
眠いのでつづく(次で蟹〜出雲大社までは書く!)






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