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街中で放屁することが増えたように感じる

 昔恥ずかしかったことに恥じらいを感じなくなってきたことは確実に加齢による影響だろう。放屁やくしゃみなど,かなり躊躇なく行ってしまう。生理現象だし,仕方がないだろうと思ってる。しかし,生理現象でもまだ失禁はしていない。そこに対する恥じらいはあるのだろう。
 放屁の影響について考える。ニオイによる不快感を与える場合が多数であろう。しかし,そこまで強烈なニオイを放つことはかず多くないのではないだろうか。これは主観であるので,私自身が鈍感とも言えるし,ニオイに対する感覚が他人とは異なる場合も考えられる。あとは音だろう。何か不快なものが接近することによる緊張感を持たなくてはいけないのはストレスであろう。

 恥じらいがなくなるのは悪いことばかりでもないように感じている。私は昔に比べて初めての店に入ることができるようになった。恥じらいや緊張感を持って生きていた時には,初めての店にはとにかく入れなかった。特に1人だと逃げ帰ることがあったぐらいだ。
 恥じらいによって多くの挑戦や出会いを逃してきた気がする。それは今になっては取り返しがつかないし,これからの生き方を積極的に変えていくしかないらしい。そう思うとかつてよりも恥じらいが少なくったことは肯定的に捉えることができるだろう。それでも,他者に迷惑をかけたり,不必要に嫌われないためにはある程度の恥じらいは持っておくべきであろう。

 そうして私は大きなくしゃみをした。その衝撃で放屁した。

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