「一本」がダメなら「合わせ技一本」でいく
「なにか一つ、自分はこれだというものを持っていろ」
先輩や上司にこんなことを言われた方はいるかと思います。
私自身も似たようなことは言われたこともありますし、見聞きもしました。そこまで強く意識はしてなくても、なんとなく「こっちよりはこっちかな」みたいな思いが、自分の中でできた頃がありました。
しかしあるとき、触れる世界が少し広くなると、自分の小ささや弱さに気付かされます。「自分はこれだ」と思っていたことでも、その分野でももっとすごい人というのは大勢いるものです。
柔道でいうと「一本」をとろうと思ってもとれないことが分かってしまうのです。本来、他人と比べるものではないものの、比べてしまう瞬間ができてしまうことがあります。そうすると、ポキっと何かが折れてしまいます。
私の好きな考え方で「合わせ技一本」というものがあります。「技あり」と「技あり」で「一本」になることです。(柔道には詳しくありませんが・・)
詳細は覚えていないのですが、芸人の天津向さんがポッドキャストか何かで「僕は一本がとれないから合わせ技一本でいく」みたいなことを言っていました。私はこの考え方が好きです。
合わせ技一本、何と何でいきましょうか。
Photo by Joshua Jamias
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